不妊治療のスタート地点であるタイミング方法のポイントとして、セックスの時期や回数、排卵日の予測方法、排卵誘発剤の利用、タイミング以外でのセックスの有無などを解説していきます。


不妊治療のスタート地点はタイミング法

タイミング法とは

不妊治療は不妊の原因や年齢によって進み方が異なるものですが、一般的には検査を行いながら、または検査を行った後にタイミング法からスタートします。

タイミング法とは、その名の通りタイミングを合わせてセックスを行うという方法です。卵子の大きさをチェックしながら、排卵日を予測し、予測に合わせてセックスを行い、受精の可能性を高めるというものです。1か月のうち妊娠する可能性が高い時期は前後5日ですから、そのタイミングでセックスできなければ、妊娠の可能性は低下してしまいます。

タイミング法とはセックスを行うタイミングを予測するという極めてシンプルな不妊治療なのです。

タイミング法で気を付けたい5つのポイント

基礎体温表の見方

タイミング法では、卵子の状態をチェックしながら、排卵日を予測し、受精する可能性の高い日を判断しセックスを行うことで妊娠の確率を高めますが、この排卵日の予測には基礎体温表が欠かせません。

最低でも過去三か月間の基礎体温表があると、より具体的に計画を進めることが出来ますので、不妊治療を始めるのであれば基礎体温表をしっかり記載しておきましょう。

基礎体温表には排卵についての情報が詰まっていますので、自分自身でも基礎体温表の見方を覚えて置くとタイミングを合わせやすくなります。基礎体温表を見て、排卵日がいつなのかおおよその目安を立てられるようになりましょう。

また実際に卵子の状態を確認してもらい、基礎体温表と照らし合わせることも大切です。一般的に一番体温が低い日に排卵されますが、実は高温期に移行した後に排卵が行われていて、排卵日予測が間違っていたという人も多いのです。

排卵検査薬の利用

排卵検査薬は病院で用いられる場合もありますが、基本的には基礎体温表と卵胞の大きさのチェックによって行われます。

タイミング法を独自で行う場合では基礎体温表のみではなく、排卵検査薬を利用することがおすすめです。これは排卵予測日付近に利用するもので、排卵日の可能性の高い日にはマークが濃くなる仕組みになっていることが多く、より正確に排卵日を予測できます。

排卵検査薬の精度は上がってきていますので、他の方法と併用して利用し、精度を高めるといいでしょう。卵胞の大きさチェックだけでは確実ではありませんので、様々な方法を併用することは大切です。

いつ・どのくらいセックスするべきなのか?

タイミング法でセックスを行うのはいつでしょうか?

タイミング法でセックスが奨励されるのは排卵日ではなく排卵日の前日または前々日です。これは卵子の寿命が12時間から24時間であるのに対し、精子は48時間から72時間の寿命であるためです。

排卵した際にすでに精子が待ち構えている状態が好ましいのですね。

そのためタイミング法では排卵しそうな段階を教えてもらうことが出来ますが、より可能性を高めるために排卵日の前後に複数回セックスをすることが望ましいと言われています。

精子の運動率も定期的に射精した方が良いことが分かっていますので、排卵前、排卵日、排卵後にセックス出来れば一番良いでしょう。

1回のセックスであればやはり、病院で指示された日に行うのがベストです。

排卵誘発剤の利用

タイミング法では卵胞の大きさのチェックをしてもらいに、生理開始後12日後であったり、14日後であったり、人によって期間は異なるものの卵胞の大きさをチェックして貰うことが多いです。

これにより排卵日を予測するのですね。

この際に卵胞の大きさをチェックし、卵胞の大きさや排卵の時期、さらには排卵の有無に問題があることが分かった場合には排卵誘発剤を利用することもあります。

排卵誘発剤とは排卵の無い人には排卵を促し、卵胞の大きさが足りなかったり、排卵までの時期が長すぎている場合などに利用することで、より妊娠しやすい状態の大きさの卵子に整えてくれるというものです。

排卵誘発剤を利用することは珍しくありませんし、保険が適用されますので安心してください。排卵誘発剤という名前から、排卵があるのに服用するのはおかしいと思ってしまう人がいますが、排卵誘発剤は排卵がある人でも利用することがあると覚えて置きましょう。

タイミング以外でのセックス

よく精子を溜めて濃い状態にしたら妊娠したという話を聞いたかもしれません。しかし、それは偶然です。現在では医学的にも精子は定期的に射精した方が運動率も高まり、妊娠しやすい状態になることが分かっています。

そのためタイミング法においてもタイミング時期だけセックスすることで精子の質を保とうとするのは間違いです。

普段から定期的に射精し新しい精子を作り上げている方が、より質の高い精子になります。そのためタイミング以外でのセックスも通常通り行ってください。

タイミング法は不妊治療の基礎

タイミング法はどのくらいの期間で試すべきか

タイミング法は至ってシンプルな不妊治療です。しかし、特別問題がないのに不妊に悩まされている方の多くはタイミングを合わせるだけで妊娠率が高まることは事実です。特に問題がなく不妊に悩んでいるカップルの場合、タイミングが合っていないという理由により妊娠できない方も多いためです。

では、タイミング法はどのくらいの回数行うべきでしょう?

これは不妊治療を開始した時期や年齢にも関係しますが、一般的には半年間、6回で妊娠に至らない場合はステップアップすること言われています。タイミング法で妊娠する場合であれば、1度の確率は15パーセント前後ですから6か月後には90パーセントの方が妊娠すると言われているのです。

もちろん確率の問題ですから、多少前後することはありますが、目安として6回と覚えて置くのがいいでしょう。

それでも妊娠しない場合は、産婦人科に相談してみることをおすすめします。

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