妊娠したい!と思ったらまず始めたいのが、基礎体温グラフを付けること。毎朝ちょっとした検温を続けることで、妊娠にふさわしい体調かどうかが一目でわかります。基礎体温グラフから読み取れる体のサインとは、一体どんなものでしょうか?


基礎体温のグラフはすべてを物語る?

毎朝の体調チェックを欠かさずに

基礎体温グラフは、女性の体の状態を知るのに欠かせないものです。朝目覚めたら、なるべく寝床から動かない状態で、基礎体温計(婦人体温計とも言います)を舌の下に差し込み計測してみましょう。この記録を1,2カ月続けると、出来上がったグラフから体の様々な状態が読み取れます。

今あなたの体は、妊娠に向けてきちんと整っていますか?基礎体温グラフから判断できる、タイプ別の問題点を見ていきましょう。

基礎体温グラフからわかる体のサインとは?

1)低温期と高温期の差がはっきりしないタイプ

基礎体温通常、基礎体温は低温期と高温期の「二相性」に分かれます。生理周期が28日周期の場合、低温期は約14日間、その後排卵を迎えると基礎体温は2日以内に高温期へと移行し、高温期が約14日間続きます。

基礎体温は個人差があるので絶対的なことは言えませんが、平均的に見ると高温期の体温は36.8度前後をプラス0.2~0.3度の範囲で行ったり来たりします。36.5度を下回ることはほぼなく、低温期との平均差は0.3~0.5度と言われています。グラフを描くと、まさに二つの波にくっきり分かれ、女性の体の神秘を感じます。

しかし、人によってはこの高低差がはっきり出ず、だらだら低温期が続くことも。これは排卵がうまく行われていない「無排卵月経」のサインです。排卵の元となる卵胞が、何らかのトラブルでうまく成長せず、そのまま消滅し排卵に至らなかったことが考えられます。

原因として、冷えやストレス、日々の疲れなど普段の過ごし方が大きく影響しています。もし低温期が続き、基礎体温グラフが綺麗な「二相性」を描かないようなら、一度婦人科を受診してみましょう。

2)高温期が10日以上続かないタイプ 

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高温期は12日~16日ほど続くことが理想とされています。しかし、中には高温期が長く続かず、10日以内ですぐに低温期に戻ってしまう方もいるのでは?これは妊娠するのに欠かせない「黄体ホルモン(プロゲステロン)」がうまく機能していないサインです。

この「黄体ホルモン」は、正常な排卵後に多く分泌されます。私たちの体温を上げたり、子宮内膜を厚く変化させ、妊娠しやすい体内環境を整える役割をしてくれているのです。

ところが、この「黄体ホルモン」がうまく分泌されないと子宮内膜が薄いままで受精卵が着床しにくくなり、結果、不妊症を招いたり、万が一着床としたとしても、内膜が剥がれやすくなって不育症を引き起こしたりします。

子宮内膜の厚みを維持できる期間が短くなると、当然、生理周期も不順になります。基礎体温グラフを数カ月付けてみて、もし高温期が10日以上続かなかったり、高温期の途中で急に体温が下がり始めたら要注意。グラフを持ってぜひ婦人科で相談することをおすすめします。

3)高温期の基礎体温が低いタイプ

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前述したように、一般的に高温期の基礎体温は36.8度前後をプラス0.2~0.3度の範囲で推移します。36.5度を下回ることはほぼないため、グラフにすると低温期との高低差はくっきりと明確です。ところが、高温期の体温がなかなか上がらず、低温期との平均差0.3~0.5度に満たないケースが見受けられます。高温期の体温が上がらないのはなぜでしょうか?

A) 黄体ホルモンの働きが悪い

一つ目の原因として、黄体ホルモンの働きが悪いことがあげられます。さきほども見てきたように、黄体ホルモンは体温を引き上げ妊娠しやすい環境を整えてくれる働きをします。そのホルモンの分泌がまばらで、機能自体が弱いため、高温期の体温がなかなか高くならないようです。

B) 体の冷えのせいで血流の流れが悪い

二つ目の原因として、体の冷えのせいで血流の流れが悪いことがあげられます。手足やお腹がいつも冷たい方や、なんとなく疲れが取れず頭がすっきりしない方、まずは体の冷えを取り除くことから始めましょう。体が常に温かいと、卵巣や子宮などの生殖機能が活発化し、体温も上がります。

妊娠力を高めるには、まずはくっきりした「二相性」のグラフを目指すこと。そのためにできることとして、今日からさっそく体を温める食べ物や適度な運動、睡眠、そして肌を露出しない温かい服装を意識して取り入れてみましょう。

特に、夏から秋にかけてなど季節が移り変わる時期は、一日ごとに気温の上下が変化し、体温調節も難しいもの。靴下や腹巻き、ストールなどの小物などで少しでも冷えを感じないように、早めの防寒を心がけていきたいものですね。

基礎体温から体の不調サインを読み取ろう

まずはきれいな「二相性」を目指して

以上、基礎体温グラフから読み取れる体の問題点を見てきました。低温期、高温期に表れるちょっとしたトラブルが、妊娠力を妨げる大きな要因になっていることも珍しくありません。場合によっては、なるべく早めに医院を受診した方が良いケースもあります。

忙しい朝の時間帯に、数分とはいえ検温で時間を取られるのは面倒な気もしますが、きれいな「二相制」のグラフを目指して毎朝の検温に励んでみませんか?基礎体温グラフは、可愛い赤ちゃんを授かる「確実な近道」なのかもしれませんね。

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