妊活中の人にとって、生理予定日付近に出血があると生理が始まったのかと気になってしまいますよね。高温期12日目に出血が起きると「今月も妊娠できなかった」と思ってしまいますが、この時期は妊娠していても出血が起こる可能性もあるため、慎重に体調の変化をチェックしていきましょう。


高温期12日目は着床が完了する時期

出血だけでなく、つわりの症状がある人も

正確に妊娠が判明するのは、最後の性行為から3週間後、もしくは生理予定日の一週間後からです。しかし、妊活中の人は一日でも早く妊娠できたかどうか知りたいですよね。

高温期12日目は一般的に、受精卵が着床する時期のため妊娠検査薬をフライングで使うことで、うっすら陽性反応が出る場合もあります。

この時期に出血があると真っ先に生理を疑ってしまいますが、実は妊娠による着床出血の可能性があります。

今回は、どうして高温期12日目に出血が起こるのか、その理由について紹介します。

着床出血と生理の違いは?高温期12日目の症状について

高温期12日目ってどういう時期?

Ruby
Ruby / xlordashx

排卵日付近に夫婦でタイミングをとり、排卵後間もなく受精が成立していた場合、高温期12日頃に受精卵が子宮内膜に着床します。

これは受精卵が誕生してから、だいたい7日後に子宮内膜へ着床するために動き出し、それから5日間ほどかけて着床が完了するためです。

排卵日の翌日を高温期1日目と計算するので、7日後の着床開始、それから5日後の着床完了となれば、高温期12日目に子宮内膜に受精卵が着床し、体内で妊娠が成立する計算となるのです。

受精卵の着床が始まると、女性の体内では妊娠を継続するためのhCG(絨毛性ゴナドトロピン)と言うホルモンが日に日に増加していきます。

このhCGの影響を受けて、女性ホルモンである卵胞ホルモンのエストロゲン、黄体ホルモンのプロゲステロンの分泌量も増えていくのです。

本来排卵日から生理開始までの間は、体内のエストロゲンが減少し、プロゲステロンが増加していきますが、妊娠することで両方の女性ホルモンが増加し、体内のホルモンバランスが大きく変わることによって妊娠初期症状が現れるのです。

この妊娠初期症状は吐き気や食欲不振だけでなく、下腹部痛やだるさなどを伴うため、生理前の体調と見分けがつきにくく、高温期12日目の段階では妊娠に気づかない人がほとんどです。

高温期12日目は『着床出血』の可能性も?

Woman
Woman / kohlmann.sascha

高温期12日目は生理予定日付近なので、出血が起きると「今月は生理が少し早く始まったのかな?」と考えてしまいますが、実は妊娠による着床出血が起こる時期でもあるのです。

着床出血とは、受精卵が子宮に着床した時に内膜を傷つけてしまったことによって起きる出血のことです。着床出血が起きる原因は以下の2つに大きく分けられるので、覚えておきましょう。

1.女性ホルモンの乱れによるもの

生理は本来エストロゲンとプロゲステロンが減少することで始まります。

しかし、妊娠が成立すると妊娠を継続させるためのホルモンhCGが分泌されるため、エストロゲンとプロゲステロンが減少せず、分泌量が維持されて受精卵を育てるために、生理を起こさないよう働きかけるのです。

このhCGは分泌量に個人差があり、高温期12日目の段階で分泌量が少ないとエストロゲンとプロゲステロンへの働きかけがうまくいかず、一時的に子宮内膜が剥がれて生理が起きてしまうのです。

その結果、妊娠していてもごく少量の出血がだらだら続いたり、生理かと思ったらすぐに出血が止まったりする症状が起きるのです。

2.受精卵によるもの

Woman in Audience
Woman in Audience / Chris Hunkeler

着床の段階で、受精卵は子宮にしっかりと着床するために、子宮内膜を溶かしながら進んでいきます。

そのときに子宮内膜の中に通っている血管を溶かし、受精卵と融合させて栄養を取り込んでいるのです。この溶かされた血管からの少量の出血が、着床出血として子宮外に排出されることがあります。

また、妊娠が成立すると膣内の粘膜が充血しやすくなり、受精卵に傷つけられた血管の傷がなかなか塞がらずに何日もだらだらと出血し続けてしまう人もいます。

その結果、てっきり今月も生理だと思い込んでいたら、実は妊娠していたというケースがあるので注意しましょう。

着床出血がなくても妊娠していないとは限らない

China-Yangshuo woman farmer
China-Yangshuo woman farmer / Praziquantel

子宮内膜の傷やホルモンバランスの乱れによって引き起こされる着床出血ですが、高温期12日目付近に出血がなくても、妊娠していないとは限りません。

実は着床出血を経験した妊婦は50人に1人ほど、つまり全体の2%程度と、ごく少数なのです。中には着床出血そのものに気づかない人もいますが、それらを含めても全体の10%ほどと言われています。

また、一人目を妊娠したときは着床出血があったのに、二人目のときは出血しなかったという例も多いため、高温期12日目付近に出血がなくても、妊娠していないわけではないのです。

着床出血の特徴やそれに伴う症状について

Chrystal
Chrystal / xlordashx

着床出血と生理による出血の見分けをつけることは非常に難しいです。反対に、中には普段の生理の出血の様子とは違いがあり、妊娠だとすぐにわかる人もいます。

一般的に着床出血の特徴は以下のとおりなので、当てはまる人は妊娠が確定するまでの間、できるだけ安静にして過ごしましょう。

  • 出血はおりものに鮮血を一滴垂らしたようなピンク
  • 生理終わりかけのような茶色い少量の出血
  • 1日~3日程度で出血が止まる
  • 体温が高温を維持したまま
  • 出血がある時期に胸が張る、痛みを感じる
  • 生理痛よりも痛みが弱く、長い間続かない

このように、生理と比べて出血の量が少なく、期間が短い場合が多いとされています。

また、生理であれば体温が低温期に移行しますが、着床出血の場合は妊娠が継続しているため、高温期を維持したままという特徴もあります。

生理予定日より数日早く出血した場合は、妊娠の可能性もあるため注意深く体調の変化を見ていきましょう。

高温期12日目の出血は着床出血の可能性もある

妊娠検査薬が使える時期までゆったり過ごそう

妊活中の人にとって、高温期に出血があると生理なのか着床出血なのか、結果がわかるまで落ち着かないですよね。

高温期12日目の段階で妊娠検査薬を使って薄く陽性反応が出る人もいますが、正確に妊娠したと判断されるのは生理予定日一週間を過ぎてからです。

フライング検査の結果で陰性が出ても、その後陽性に変化する場合もあるため、妊娠検査薬がきちんと使える時期まで、できるだけストレスを溜めずにゆっくりと過ごしましょう。

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