妊活に役立てている人の多い基礎体温。排卵の時期を境に低温期から高温期に移行し、間もなくすると低温期に移行、そして生理が来るのが一般的です。ところが低温期に入ったのに生理が来ない、低温期なのに妊娠検査薬が陽性になったなどのケースがあります。今回は低温期に入ると妊娠の可能性があるのかないのか詳しくご説明します。


低温期に妊娠する可能性について

基礎体温の変化は妊活女性がとても気になること

妊活に役立てている人の多い基礎体温。妊娠しているかどうかの目安の1つに、次の生理予定日が近くなってもなお高温期が続くという症状が挙げられます。

一方で、残念ながら低温期に入ってしまうと間もなく生理が来てリセットします。

ところが低温期に入ったのに生理が来ない、低温期になのに妊娠検査薬が陽性になったなどのケースがあります。今回は低温期に入ると妊娠の可能性があるのかないのか詳しくご説明します。

低温期が続いているけど妊娠している可能性はある?

そもそも低温期とは? 基礎体温はどう変化するの?

Women.....
Women..... / francoiskarm

まずは基礎体温がどう変化をするかを見ていきましょう。

基礎体温は低温期と高温期の2つの期間に分かれます。朝起きてすぐに布団の中で測定する基礎体温ですが、低温期、高温期といってもその差は0.3~0.5度程度と小さな差です。

なお、高温期の目安としては36.5~37.0℃というのが一般的ですが個人差があります。

低温期は生理開始日前から始まり、生理が終わり排卵日を迎えた後に高温期を迎え、次の生理が来るまでおよそ2週間となります。

基礎体温を2.3か月計測していると、自分の基礎体温がどう変化するのかサイクルが見えてくるため妊活には欠かせないツールとなっています。

なお、もっとも妊娠しやすいのは排卵日2日前~当日ごろで、妊娠の可能性がある期間は排卵日5日前~排卵日翌日です。

妊娠すると基礎体温はどうなるか

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bike / wumastawu

妊娠すると基礎体温は高温期を維持します。通常であれば高温期は2週間前後継続しますが、それ以上の日数が続くのです。

また基礎体温自体も0.5~1.0℃程度高温になることもあり、微熱のような症状を感じる人もいます。いわゆる妊娠超初期症状ですね。

この理由は、女性の体内で分泌されるホルモンが関係しています。着床すると「プロゲステロン(黄体ホルモン)」というホルモンが多く分泌され、妊娠を継続させる働きを担っています。

このホルモンは妊娠していなくとも高温期に分泌されているのですが、一定期間高温を持続すると「エストロゲン」というホルモンと入れ替わることで分泌量が低下します。

エストロゲンは妊娠のために子宮内膜を厚くする働きを担います。ところが妊娠していると次の妊娠の準備は不要です。

そのためエストロゲンは分泌されず、妊娠を継続させるプロゲステロンが分泌され続けることで、高温期を維持するのです。

低温期や高温期の体温には個人差がありますが、妊娠すると高温期を維持するというのはほとんどの妊婦さんが経験している確かな目安です。

低温期は原則妊娠しないけれど・・・

dreamcatcher
dreamcatcher / Stiller Beobachter

ここまでで「低温期に入ると妊娠していない」ということがわかりましたが、低温期に入っても次の生理が来ない、妊娠検査薬が陽性になったというのはどういうことなのでしょうか?

低温期に入ると原則妊娠はしていませんが、いくつか例外が考えられます。

1.基礎体温の測定が正確にできていない

基礎体温の正しい測り方は、「毎朝同じ時間」「朝起きて動く前に布団の中で」です。

ところが、いつもと違う時間に測ったり、朝動いた後に計測を忘れていたことに気づき測るなどをすると体温は正しく計測できていません。この影響で本来よりも高い体温、低い体温となっている可能性があります。

低温期と思っていたけれどまだ高温期だったということもありえます。

2.外気温の変化に影響された

Bicycle in Spain
Bicycle in Spain / Extra Zebra

急に冷え込んだ冬の朝などは外気温の影響を受けることがあります。室内の気温が下がれば人間の体も寒さを感じ、0.3℃程度体温が変化することはよくあることです。

外気温に影響されて体温が低下し、その影響でたまたま低温の基礎体温になっていたけれど本当は高温期だったという可能性も考えられます。

3.ホルモンバランスや生活の乱れ

睡眠不足やストレス過多、お酒をたくさん飲む生活や女性ホルモンのバランスが乱れていると生理のサイクルも乱れるものです。

女性の体は繊細なので、心が気づく前に体が疲れを感じているというケースがありますね。その場合は、本来の生理予定日がずれてしまっているため低温期を維持したままとなります。

4.何らかのトラブルや疾患の可能性

Mother
Mother / AfghanistanMatters

そもそも排卵されていない無排卵月経や生殖器官に何らかのトラブルや疾患を抱えている場合も、生理周期が乱れがちになります。

子宮内膜症や子宮筋腫などは年齢を問わず、多くの女性が罹患している疾患です。生理周期や基礎体温の乱れが続く場合は一度産婦人科で検査を受けることをおすすめします。

5.高温期に一時的に体温が下がるインプランデーションディップ

高温期にも関わらず一時的に体温が下がることはインプランデーションディップと呼ばれています。

これは着床することで体温を一時的に下げる現象のことで、タイミングとしては高温期に入ってから1週間~10日の間と言われています。

着床=妊娠なので、同じような症状が見られる場合は一時的に低温になったとしても妊娠の可能性があります。

低温期の妊娠の可能性は低いけれど0ではない

必要に応じて早めに病院を受診しよう

低温期に入っているけれど妊娠の可能性があるかどうかについて、可能性は低いものの0ではないことをお伝えしました。

基礎体温の測定は排卵日を予測する方法として有名ではありますがあくまで自己対策となります。万が一病気を持っている場合などは治療が必要ですし、専門医を受診することでより精度の高い排卵日予測も可能となります。

低温期が続く不安を抱えておられる場合は早めに病院を受診するのもおすすめです。

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