不妊といえば女性の問題として捉えられることが多いですが、実は男性側が原因の不妊もあります。女性が不妊治療を続けていても赤ちゃんがやってこない場合は、男性の方に原因がある可能性も考えられます。男性不妊の原因や解決法について紹介いたします。


赤ちゃんができない!男性不妊に悩んでいる人が増えている?

夫婦で協力しあって不妊治療を続ける必要がある

不妊治療は女性がするものというイメージがありますが、女性の体に異常が見られない場合は、男性側に問題がある可能性があります。

精液を検査した時に精子の数が少なかったり、運動率が低かったりと、実は男性不妊の症状に悩む人が年々増加傾向にあるのです。

しかし、男性にとって不妊治療はデリケートな問題であり、女性の方から治療を申し出ることは難しいですよね。

赤ちゃんに会いたいと思っていても、女性だけが努力していては不妊治療の成功は遠ざかってしまいます。かわいい赤ちゃんに出会えるまで二人で協力していくことが大切なのです。

男性不妊を治したい!男性側が受ける治療と解決法

男性不妊の原因はどのようなものがあるの?

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Men Shopping for Clothing Accessories / epSos.de

男性不妊には、大きくわけて3つの原因が考えられます。

□性機能障害

性機能障害は、性的興奮の最高潮や性的欲求が欠如している性機能不全のことを言います。

主に勃起の状態を維持することができない「勃起不全(ED)」や、膣内で射精ができないことや、早漏や遅漏といった射精障害などがあります。

これは先天的なものが原因の場合もあれば、妊娠へのプレッシャーなどの精神面の影響を受けてのストレスも原因の一つとして考えられます。

また、性的興奮の方に問題がなくても、射精にいたった時に精液が膀胱側へと流れ込んでしまう「逆行性射精」という機能不全の可能性もあります。

□無精子症

無精子症は射精した精液に精子がいない症状のことです。

精巣で精子が作られていても、精子の通り道である精管が塞がっている「閉鎖性無精子症」。精管に問題がなくても、精子が作られずに精液内に精子がない「非閉鎖性無精子症」の2つがあります。

□精液性状低下

これは精子の動きが悪かったり、奇形が多かったりといった精子そのものの質が悪くなっている症状です。射精しても精子が卵子までたどり着くことができず、妊娠に至りません。

勃起などの機能不全とは違って射精することもできるため、自覚症状がありません。そのため検査を受けて初めて、精子の運動性が低いことが判明することが多いです。

先天的な男性不妊には治療で解決しよう!

Andy and Mara
Andy and Mara / quinn.anya

無精子症などの先天的な男性不妊を解決するには、専門医による治療が必要です。

特に精管が塞がっている症状の「閉塞性無精子症」は、精管のふさがっている部分を切り取り、再度つなぐという手術を行うことで精液の中に精子が存在するようになります。

「非閉塞性無精子症」という精子そのものが作られず、精液に精子が存在していない症状の場合は、精子の生成を促進するためのホルモン治療が一般的です。

採取した精子を顕微鏡で観察し、良質なものを取り出して人工授精するという不妊治療を行います。

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後天的な男性不妊を解決するための5つの方法

Ben Affleck at a cafe in Kigali, Rwanda
Ben Affleck at a cafe in Kigali, Rwanda / Samer M

無精子症などの先天的な男性不妊には、医師による治療が不可欠ですが、後天的なものは生活習慣を変えることで不妊が解消する場合があります。

特に勃起不全などの性機能障害は、過去のトラウマによるものや普段の生活習慣が影響している可能性があるのです。

そのため、男性不妊を治すには普段の生活習慣を改善することが近道となります。

解決法1.熱がこもらないようにする

精子の質に問題がある場合、熱によって精巣が温められたことが原因である可能性が考えられます。

精子は非常に熱に弱いので、熱いお風呂に長時間浸かっていたり、サウナといった室温が高いところに出入りしたりすると精子の質が下がって不妊につながります。

そのため、普段から精巣を温めないよう注意しましょう。下着はトランクスなどの通気性の良いタイプがおすすめです。

解決法2.タバコをやめる

タバコは百害あって一利なしと言われているほど、全身にさまざまな悪影響を及ぼします。

タバコを吸うと体内に一酸化炭素が入り込んで酸欠を起こしてしまい、その結果精巣の機能低下につながります。精子の活動性が低下したり、奇形が多くなったりするので禁煙をおすすめします。

また、妊娠中に副流煙を吸うと胎児に影響が出る他、赤ちゃんが煙を吸い込むことで乳児突然死症候群を引き起こす原因となります。

自分の健康のためにも、家族の健康のためにも、禁煙外来を利用して禁煙に努めましょう。

解決法3.アルコールをほどほどにする

アルコールを日常的に摂取している男性は、あまりお酒を飲まない人とくらべると精子の奇形率が高いというデータがあります。

精子が劣化する他、濃度が低下するので射精をしても妊娠に至らない可能性があります。男性不妊の治療をするのであれば、アルコールを控えて健康的な生活を送りましょう。

解決法4.適度なダイエットを心がける

肥満によってBMI値が高い人ほど、精液の中の精子の量が少ないです。精巣の周囲に脂肪がついていることで、精巣が温められて熱に弱い精子が死亡してしまうためです。

肥満を解消するために適度な運動を心がけましょう。過剰なダイエットは、精子を作り出す栄養が不足して、精子そのものの質が低下してしまうため、長い目で見た減量計画を立てることをおすすめします。

1つ手前の駅から歩いてみたり階段を使って移動したりと、無理のない範囲から始めましょう。

解決法5.ストレスを溜めない生活

仕事に生きる男性は、日々ストレスを多く抱えています。ストレスはホルモンバランスの乱れの原因となるため、精子の活動性や質の低下につながります。

また、特に男性不妊の治療中はプレッシャーから勃起不全などの機能障害を起こす場合もあります。

こうしたプレッシャーによるストレスが続いてしまうと、夫婦生活どころか不妊治療を続けること自体が負担になってしまいます。

不妊治療がつらいと感じたら、夫婦で話し合って解決策を探してみましょう。赤ちゃんを迎えるためには、お互いが同じ意志を持って進むことが大切です。

男性の不妊治療は普段の心がけで改善する可能性がある!

夫婦で協力して治療を続けましょう

男性側の不妊治療は、ストレスを感じることで夫婦生活そのものを続けることが難しくなる可能性があります。お互いの気持ちを尊重し合って、どのように治療を進めていくか決めましょう。

また、生活習慣の乱れを改善することで、不妊の解消以外にも健康的な体を手に入れることができます。かわいい赤ちゃんを迎えるためにも、夫婦で足並みを揃えて治療を続けていきましょう。

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