不妊治療は医療費が高額になりがちです。不妊治療には国や自治体からの助成費がありますが、医療費控除も受けられるのでしょうか。また、医療費控除を受けるためにはどうすればいいのでしょうか。


不妊治療でも医療費控除は受けられるのか?

不妊治療と医療費控除について

不妊治療には国や自治体からの助成費がありますが、医療費控除も受けられるのでしょうか?

実は、不妊治療であっても医療費控除の条件を満たしているのであれば、医療費控除を受けることは可能です。不妊治療費には助成金を受け取ることが出来る場合もあるので、医療費控除の対象ではないと多くの人が勘違いしているのが現状です。

申請しなければ医療費控除は受けることが出来ませんので、しっかりと申請しお金を取り戻しましょう。申請用紙は税務署のHPでダウンロードも出来ますから、どのような申請方法で、どのような申請を行うのかを事前に考えておくとスムーズですね。

医療費控除の仕組みは複雑なものではありませんから、税務署に足を運んだことがない人でも、そこまで難しく困難な手続きではありません。不妊治療であれば助成金の申請よりも簡単に行えると感じる可能性もありますね。

それでは、不妊治療の医療費控除について基本的なことから学んでいきましょう。

医療費控除は申請しなければ受けられない

過去五年に遡って申請出来る

不妊治療も医療費控除の対象であると聞いて、驚いた方も少なくはないでしょう。不妊治療費が医療費控除の対象であることは、それほど知られていません。不妊治療を行い、助成金の申請を行っている人でも、医療費控除の対象であることに気が付いていない人もいるくらいです。

安心して欲しいのは、医療費控除は過去五年に遡って申請することが出来るということです。申請していない場合でも条件を満たしていればそれぞれ申請可能ですので、過去五年間の医療費について調べてみましょう。

不妊治療で医療費控除を申請できる条件とは

不妊治療で医療費控除を申請できる条件とはどんなものがあるのでしょうか。

1年間の医療費が10万円を超えている
(1年間の医療費が年収の5パーセントを超えている)

実は条件はこれだけです。不妊治療を受けているからと言って特別な条件があるわけではないのです。ただし、不妊治療における助成金を受け取っている場合には、その助成額を引いた金額になります。

不妊治療の医療費控除に必要なもの

不妊治療の医療費控除を申請する際に必要なものはなんでしょうか。

  • 病院の領収証
  • 医療費控除分の内訳書
  • 助成金の明細書
  • 源泉徴収票
  • 振り込み口座番号と印鑑
  • 申請用紙

これらが不妊治療の医療費控除を申請する際に必要なものです。通常の医療費控除に必要な書類と大きな変化はありませんが、助成金の明細書だけは特別に必要なものになります。

これらの書類を揃えたあとに、税務署にて申請用紙を記入することにより医療費控除を申請することになります。

不妊治療の医療費控除で認められるもの

不妊治療では医療費控除の対象として認められるものと認められないものがあります。

  • 不妊治療で医療費控除の対象になるもの
    • 通院費
    • 不妊治療費
    • 不妊検査費用
    • 不妊治療のための薬代
    • 診察代
    • 入院費

これらは医療費控除の対象になりますので、しっかり申請しましょう。

  • 不妊治療で医療費控除の対象とならないもの
    • 妊娠検査薬
    • 排卵検査薬
    • 健康食品
    • サプリメント

これらは不妊治療に欠かすことが出来ないようにも思えますが、医療費控除の対象とはなりません。葉酸など妊娠するために有効であると言われているようなものでも、対象外ですので注意してください。

基本的に補助的なものは対象外なのです。これらが対象外になると医療費控除を申請できる10万円に至らないと考えてしまう可能性がありますが、不妊治療以外の医療費も一緒に申請できますので、安心してください。

保険診療外の不妊治療も医療費控除の対象?

不妊治療の中には保険診療外のものも多くあります。例えば高度不妊治療などは、保険が適用されない治療ですし、保険の適用されない薬も多く存在します。

このように保険が適用されない薬や治療に対しては医療費控除の対象になるのでしょうか。

不妊治療に限った話ではありませんが、保険適応外の薬や治療も医療費控除の対象内ですので、申請することによってお金を取り戻すことが出来ると言えます。不妊治療は高額ですから医療費控除の対象内になりやすいため、しっかり申請をするようにしてくださいね。

基本的に病院で掛かった費用は対象内と感は得て置いて間違いありません。ただし差額ベッド代など、医療とは直接関係のないものは医療費控除の対象外になります。

医療費控除で戻ってくるお金はいくら?

この医療費控除は黙っていてもお金を取り戻せるというものではありません。多くの不妊治療の助成金同様、申請しなければお金を取り戻すことはできないものなのです。

医療費控除で戻ってくるお金とはどれくらいなのかご存知でしょうか。年収やかかった医療費にもよりますが、例えば年収が600万円で年に15万円の医療費が掛かったとして申請すると1万5000円の還付金・減税額になります。

また、例えば年収が300万円で医療費が15万円であった場合であれば1万円が返ってくることになります。では年収が900万円の場合で医療費が15万円であった場合はどうでしょうか。この場合は21,500円戻ってくることになります。

医療費控除とは税率が高い人ほどたくさんのお金が返ってくることになります。これは医療費控除とは一度おさめた税金から払い過ぎた分を取り戻すというシステムになっているためです。そのため年収が高く税率が高い人の方がより多く手元に帰ってくることになるというわけです。

それほど税金を支払っていたということになりますね。

不妊治療は医療費控除でお金を取り戻せる

申請時期を忘れないようにしっかり手続きを行なおう

不妊治療は1年間の治療で10万円を超えることが十分に考えられます。不妊治療には助成金がある場合も多いですが、それでも保険適応外の治療や薬なども多いため、医療費控除の対象になりやすいのです。

税務署ごとに変わりはありませんが、若干用紙が異なっていることもありますので最寄の税務署のHPをチェックしておいてくださいね。

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