不妊治療にかかる費用の平均について不安になることはありません?もちろん、不妊治療を始めてすぐに妊娠できれば治療費はほぼかかりませんが、思わぬ長期間に及ぶこともあります。今回は不妊治療にかかる費用の平均を、実際のアンケート結果からご紹介します。ぜひ参考にしてください。


あなたはいくら支払えますか?不妊治療の費用平均

多い人では500万円、1000万円になることもある不妊治療

不妊治療を現在受けている方、これから受けようと考えている方、いくら払えば妊娠できるのだろうと気になっておられるのではないでしょうか。

もちろん、不妊治療を始めてすぐに妊娠できれば治療費はほぼかかりませんが、思わぬ長期間に及ぶこともあります。

今回は不妊治療にかかる費用の平均を、実際のアンケート結果からご紹介します。ぜひ参考にしてください。

不妊治療にかかる費用の平均は?治療年数や内容など

不妊治療の治療期間は25か月、費用総額は140.6万円

Money
Money / Tax Credits

不妊治療を経て妊娠に至った女性を対象に行ったアンケート結果をご紹介します。

※アンケート回答者の平均年齢は34.2歳

妊娠時の治療法

  • タイミング治療:18%
  • 人工授精:16%
  • 体外受精:21%
  • 顕微授精:45%

※全体の約7割が高度不妊治療にて妊娠成立

治療費の総額

  • 500万円以上:2.4%
  • 300~499万円:5.6%
  • 200~299万円:12%
  • 100~199万円:31.2%
  • 50~99万円:22.4%
  • ~50万円:26.4%

このアンケートにより、妊娠までの治療期間の平均は25ヶ月(2年1ヶ月)、治療費の総額は140.6万円ということがわかります。不妊に悩む多くの女性が2年以上の年数を不妊治療に費やしていることがわかりますね。

治療費の総額で多い人では500万円以上費やしている割合が約2%以上いることもわかります。

また、このアンケート結果は妊娠した人のみを対象としたものです。途中で断念して不妊治療をやめてしまった人、あきらめてしまった人は含まれません。

つまり、費用の高さからステップアップを断念してしまった人を含めるとさらに平均費用が高くなることが考えられます。

参考URL

主な治療内容とその費用(保険適用分)

man woman airport
man woman airport / push 1

不妊治療の費用は保険が適用されるかどうかが大きく関わってきます。不妊治療はすべてが保険適用されるわけではなく、高度不妊治療と呼ばれるものは保険が適用されません。

まずは、保険が適用される治療内容や検査に限った費用を見ていきましょう。なお、治療費や検査費用は病院によって多少前後しますのであくまで一例となります。

・不妊治療を始める前の基本的な検査(女性・男性とも)

最初に行われる問診や血液検査、超音波検査などで原則保険適用内の治療です。

治療回数:数回~10回程度
治療費1回あたり:1,000円~数千円

・タイミング法

Couple
Couple / Faith K Lefever

超音波検査などで排卵日を予測・特定し、夫婦生活を持つ適切なタイミングを指導する治療法です。

治療内容の大半は保険が適用されます。年齢やホルモン値などによって治療内容は異なり、ホルモン剤(内服薬や注射など)を投与するかどうかによっても異なります。

治療回数:1ヶ月あたり2.3回程度
治療費1回あたり:2,000円~1万円程度 

・人工授精

タイミング法からステップアップした治療内容で、精子を子宮へ注入する方法です。排卵日の予測や特定まではタイミング法と同じ治療内容で、子宮への注入のみを人工で行います。

体への負担が少ないこととタイミング法よりも妊娠率が多少アップすることが特徴です。人工授精に伴う費用は保険適用外となります。

治療回数:人工授精は1回で完結、前後の治療はタイミング法と同様
治療費1回あたり:1~5万円

主な治療内容とその費用(保険が適用されないもの)

woman sitting in park
woman sitting in park / Kevin Ryder

次に保険が適用されない自己負担治療の内容とその費用をご紹介します。高度不妊治療と呼ばれる治療については保険が適用されないため費用が大きくなります。こちらも病院によって多少前後しますのであくまで一例となります。

・体外受精

体外受精

タイミング法、人工授精からステップアップした不妊治療です。精子と卵子を採取し体の外で受精した上で、受精に成功した受精卵を子宮内に戻します。

卵巣や精子の数が少ない場合などに有効な治療ですが、保険は適用されません。

治療回数: 個人差があるものの、採精・採卵・その前後の検査などを含めて10数回以上の場合が多い
治療費全体: 30万円~70万円

・顕微授精

kenbijyusei体外受精と同じく体の外で受精を行い子宮へ戻す方法ですが、体外受精との違いは受精方法です。体外受精は精子と卵子が出会うのを自然に待つものですが、顕微授精は特定の卵子と精子を1つずつ選び顕微鏡で見ながら受精するものです。

体外受精で受精しない場合などに用いられますが、最近では採取できた卵子や精子が複数ある場合には体外受精と顕微授精を同時に行うことが増えています。保険は適用されません。

治療回数:個人差があるものの、採精・採卵・その前後の検査などを含めて10数回以上の場合が多い
治療費全体: 30万円~70万円

・凍結胚移植

凍結胚移植は、採取した卵子と精子が受精し「胚」となったものを凍結して保存しておき、子宮へ移植することを指します。

体外受精や顕微授精のために出来上がった胚が複数ある場合にその胚を保存しておき、次の体外受精や顕微授精に使用する目的があります。

また、最近では凍結した胚の方が妊娠確率が高いということから、一度凍結をしてから子宮へ戻す方法が主流となっています。

治療回数: 採卵は1回で完了するものの、その前後の検査やホルモン治療などで数回程度
治療費全体:凍結する胚の数による。10個までであれば10万円~20万円程度

上記に含まれない治療や検査もある

Woman
Woman / pomodoroentertainment

不妊治療の検査や治療内容ごとの費用を見てまいりましたが、上記はあくまで一例でそれ以外にも費用がかかることがあります。それは何らかの疾患が見つかった場合の治療です。

というのも、これまでにご紹介した治療内容は女性や男性の生殖機能に問題がない場合の例です。女性や男性の生殖機能に何らかの問題があった場合は、その治療がまずは優先されます。

例えば女性に子宮筋腫が見つかった場合などは、それが不妊原因となっている可能性があるためにまずは治療を行うのです。

そのため、上記以外にもかかる費用や治療回数が多くなることもよくあることを十分ご理解ください。

不妊治療にかかる費用の平均を知りよく考えておこう

家計とよく照らし合わせ、助成金活用や夫婦で話し合いを

今回ご紹介したとおり、不妊治療にかかる費用はかなり大きいものです。高度不妊治療になると一気に高額になるために、国や自治体で設けている助成金制度をぜひ利用しましょう。

とはいえ、助成金は治療費のごく一部となります。不妊治療を行う際は家計と照らし合わせ、なおかつ夫婦で治療内容や方針、家計についてよく話し合われることをおすすめします。

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