妊娠したいと思っている妊活中の方で漢方を取り入れる方が増えています。ただ、漢方薬は種類も多く何を選べば良いか分からないという方のため、今回は漢方専門の薬剤師がおすすめの漢方薬5選を解説します。


薬剤師が解説する妊活漢方

妊活や不妊症で使う漢方はどんなもの?

漢方薬・生薬認定薬剤師の二宮です。

漢方薬のいいところは、妊活して間もない方から、体外受精を何度もされている方にも使えるところです。

  • そろそろ何か始めなきゃ
  • 何か婦人科以外でもトライしてみたい
  • 単調になってきた妊活に変化が欲しい
  • 子宮・卵巣の病気にも良いものが欲しい、などなど、

どんな段階であっても漢方は取り入れることができるのです。今回は代表的な5つの漢方薬を値段とともにご紹介いたします。

妊活漢方薬、厳選の5種類

①当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

子宮内膜が薄いんじゃないか?と心配な方に。

料金(1か月あたり)

約2500円~18000円

購入場所

病院処方箋〇 ドラックストア〇 漢方薬局〇 ネット通販〇

普段から貧血気味で生理の量も少なく、よく鉄のサプリや薬を飲んでいる方に使用します。肌は色白、むくみやすく、冷え性、白く透明なオリモノが多い方に合っています。ストレスの大きい方や、月経過多の方には違う漢方薬の方が良いですね。

3か月ほど飲むと、ヘモグロビン(貧血がわかる血液検査の項目)の値も改善し、生理の量もそれに伴って増えます。水分代謝・冷えの改善からオリモノもやや粘つくようになり、そして生理痛・頭痛も緩和されます。不妊治療の第一選択肢として古くから使用されている信頼の漢方薬です。

エキス顆粒、丸薬、粉末、お茶タイプなど、色んな種類があります。

②婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

美味しい漢方薬で始めたい方に。

料金(1か月あたり)

約6000円

購入場所

病院処方箋× ドラックストア△ 漢方薬局〇 ネット通販×

当帰芍薬散と使い方は似ています。貧血で生理が少なく、冷え性、基礎体温の低温気が長めな方に使用します。継続すると生理量が増え、身体もぽかぽかするのを感じられることでしょう。

ポイントは何といっても『味』です。黒糖の様な甘い味で、漢方薬の独特なにおいや味をほとんど感じません。以前に漢方薬の『味』で断念された方も、これなら飲めるはずです。

また、こちらは漢方薬の専門店でないと購入できませんので、あらかじめお店に置いてあるかどうか電話で確認した方が良いでしょう。または発売元のイスクラ産業に電話をすると、家の近所でこの商品を取り扱っているお店を教えてくれます。

③桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

月経過多が気になる方に。

料金(1か月あたり)

約2500円~18000円

購入場所

病院処方箋〇 ドラックストア〇 漢方薬局〇 ネット通販〇

子宮や卵巣にトラブルがあり、月経の量が人よりも多い方はこちらを使用します。子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫やチョコレート嚢胞など、このような診断をされた方にも用いられます。服用初期は、生理のような出血が見られる方もいます。

この漢方薬は現代人の不妊に合っているように感じます。お菓子・ファストフード・ストレスなどで血流が悪く、妊娠しづらい方はまずこちらを試してみましょう。血流が良くなり、汗も出やすい身体に変わります。

顆粒や錠剤もありますが、効果の面から、専門店の丸薬が一番おすすめです。

④海馬補腎丸(かいばほじんがん)

高齢な方の不妊治療に。

料金(1か月あたり)

約12000円

購入場所

病院処方箋× ドラックストア△ 漢方薬局〇 ネット通販△

東洋医学では35歳を曲がり角に、女性はゆるやかに衰え始めます。しかし妊娠ができないわけではもちろんありません。排卵が続く限り妊娠は可能です。不妊の年齢的な因子を少しでも補うものがこの漢方薬です。とりわけ、高温期が続かない方、高温期が低い方、定温期から高温期への上りが良くない方、体外受精がうまくいっていない方におすすめします。

小さな黒い丸薬タイプで飲みやすく、漢方薬の顆粒がダメな方にも使用できます。

おすすめは、旦那様と二人で同じこの漢方薬を飲むことです。精子の元気が気になる方にもおすすめな漢方薬なのです。ただし、漢方の専門薬局でしか販売されていませんので、購入の際は、販売元の八ツ目製薬に販売店を尋ねてみましょう。

➄加味逍遥散(かみしょうようさん)

基礎体温がガタガタの方に。

料金(1か月あたり)

約2500円~18000円

購入場所

病院処方箋〇 ドラックストア〇 漢方薬局〇 ネット通販〇

この漢方は、妊活のストレス以外にも、普段からストレスを感じやすい方に使用します。この様な方は、基礎体温も綺麗な二層になりづらく、ガタガタとし、いつが排卵日なのかわからず、また、高温期が続くはずが急に体温が下がり大きく凹んでしまったりします。そのような方に用います。

また、生理前にイライラが強く、便秘にもなりやすい方にはぴったりです。

早く効果を感じる方ですと1週間ほどでストレスの緩和が感じられ、夜もぐっすりと眠れるようになります。自然と気分も安定し、基礎体温も月を追うごとにきれいな形に近づいていきます。

多少の貧血にも効き、また、桂枝茯苓丸と併用することでさらに効果を感じる方もいます。

まとめ

上記の漢方薬は単独でも、組み合わせでも使用されます。合う・合わないの個人差や、副作用の個人差も大きいものですので、ぜひ相性の良い漢方の専門家と相談をしながら、妊活に楽しい変化を付けてみて下さい。

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