妊活に向けて、基礎体温をつけているという人は多いかもしれません。お手本のようなきれいなグラフができれば良いのですが、なかなか上手くいかずに悩む人も多いようです。今回は基礎体温が低いままで上がらないと心配している人に、まず試してほしい5つの対策を紹介しています。


基礎体温をつけて体温が低いことに気が付いたら

基礎体温が上がらない原因から対策を考えよう

基礎体温が低いと悩む人が多いと言います。しかし、基礎体温をがんばってつけていたからこそ、その微妙な変化にいち早く気が付くことができたわけです。悩むのではなく、前向きにできることを考えてみましょう。基礎体温が上がらない原因には何が考えられるのか、自分で何か試せることはないのか、その対策について紹介します。

基礎体温はどうして低いといけないのか?

基礎体温について復習しておこう

基礎体温

基礎体温とは体が安静であるときの体温のことを言いますが、女性はホルモンの分泌の変化から、微妙に体温に変化が起こることが分かっています。そして、その変化を観察することで排卵期の予測を立てて妊娠しやすくしたり、身体的・精神的問題を早期に発見する手掛かりにするわけです。

女性の基礎体温は、高温期と低温期の二つの相に分かれるのが通常です。排卵が起こると、妊娠に備えてプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンが分泌されるからです。プロゲステロンには体温を上げる働きがあるのです。そして、妊娠に至った場合には、そのまま高温期をキープしますが、妊娠に至らず生理になった場合は、プロゲステロンの分泌が弱まりますから、低温期に戻ります。

微妙な体温の変化を見るので、正確に測ることが大切

shutterstock_60789619

基礎体温の測り方をもう再確認しておきましょう。基礎体温は0.1度からのわずかな体温の変化を測っていますから、婦人体温計という小数点2桁まで測定してくれる体温計を使わなければなりません。

そして正確に測るための大事なポイントが、『朝に目が覚めたら、起き上がらずに、基礎体温を測る』ことです。基礎体温とは安静時の体温ですから、目が覚めてすぐ、活動をする前に測らなければいけないのです。5時間以上熟睡した後であれば、測る時間はずれても大丈夫でしょう。したがって、交代勤務の人や少々夜更かしをした翌日でも基礎体温は測れます。ただし、測定部位については口腔内か脇の下などで多少の温度変化があるので、必ず一定にしてくださいね。

基礎体温が低いということはどういうことなのか?

排卵から着床

基礎体温を測定して、2相に分かれないと悩むケースがあります。可能性として、まず考えられる2つのケースがあります。

  1. 排卵が行われていない
    脳の指令または卵巣に何らかの問題があり、排卵障害を起こしているのかもしれません。卵巣そのものに問題がなくても、日々の疲れがたまっていたり、睡眠不足が続いている、体調不良などが原因で一時的に無排卵になることもあります。
  2. 排卵はあるけれどもプロゲステロンの分泌が上手くいっていない
    妊娠を維持するためのホルモンが十分に分泌されていないわけです。したがって体温も低いままでいます。2相に分かれているがその差が0.3度に満たない場合、通常は10日以上とされる高温期が9日以下の場合、などにおいてプロゲステロンの分泌に問題があると考えられます。生活習慣がよくなかったり、ストレスが多すぎると、ホルモンの分泌異常をおこすことがあります。

クリニックを受診する前に自分で試せる5つの対策

shutterstock_184441376

クリニックを受診するつもりであれば、早いに越したことはありませんが、今ひとつ、自分の生活に排卵機能を傷害したり、ホルモンの分泌を狂わせたりするような要因がないか、見直してみることも重要なことです。

① ホルモンの分泌には睡眠が大事

ホルモン分泌が不安定になる理由の一つに自律神経との関係が考えられます。自律神経を乱す原因は、いろいろとありますが、中でもストレスと睡眠は大きいでしょう。「規則正しい生活を送ること」「睡眠時間をしっかり確保すること」はホルモンの分泌を安定させるための基本です。起床する時間から逆算をして、少なくとも7時間前には布団に入る習慣をつけましょう。寝ながらのスマホいじりは睡眠の質を落とすと言われています。布団に入ったら携帯を見るのは止めておきましょう。

② バランスの良い食生活で体重を標準にキープ

肥満傾向にあるとホルモンバランスを崩したり、無排卵になりやすいことが分かっています。バランスのとれた食事を心がけましょう。早食いの習慣は食べ過ぎにつながります。ゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。腹八分で止める意識も大切です。

逆に無理なダイエットをして痩せすぎている人も同様にホルモンのバランスが壊れてしまい、無月経や無排卵を起こしやすく、放っておくと不妊症になります。無理なダイエットは控えて、きちんと栄養素を確保しなければなりません。

③ 運動する習慣で自律神経を整える

運動をする習慣は自律神経を整えたり、ストレスの解消に大変効果的です。体重が気になる人も運動することで健康的にコントロールができるでしょう。ジムに通ってみたり、グループに参加してみたり、散歩を楽しんだり、自分なりに続けられる運動習慣を身に付けましょう。なかなか時間がないという人はストレッチやヨガなど自宅で簡単に始められるものからトライしても良いでしょう。

④ 嗜好品はほどほどに

タバコはできるだけ控えるようにしましょう。タバコによる卵巣への悪影響が指摘されています。また、体外受精による成功率は、タバコを吸う人は吸わない人の半分という報告があります。将来のことを考えて、夫婦そろって禁煙するのが理想でしょう。

アルコールの飲みすぎも卵巣の機能に影響を及ぼすと言われています。必ずしも悪影響ばかりではありませんが、適量を考えることが大切です。

インスタント食品やファーストフードなどの取りすぎも無排卵につながります。子どもが生まれた時の練習として、なるべく自分で料理をする習慣を持ちましょう。

⑤ 冷え対策

体が冷えると卵巣の血流が悪くなりますし、卵胞の成長を妨げて無排卵にする可能性があがります。必要以上に体を冷やす食べ物や飲み物を取り過ぎたり、体が冷える服装に注意をしましょう。入浴する習慣は体を温めるだけでなく、ストレスの解消にもなります。入浴には神経を落ち着ける作用があるので、寝る前に入ることで、睡眠の質も良くなるでしょう。

生活習慣を整えたら基礎体温が上がる

ストレスで卵巣機能やホルモンバランスを崩さない

基礎体温が低くて2相にならない原因は、排卵が行われていないか、プロゲステロンの分泌が十分でないことである可能性が高いと考えられています。ストレス社会と言われる世の中ですから、まず自分の生活習慣を見直してみましょう。生活習慣を整え、ストレスを発散したら、自律神経が整い、排卵やホルモンの分泌が上手くいくことも大いに考えられます。すでに生活習慣にも十分に気を配っているという人は、医師に相談してみると良いでしょう。

この記事は参考になりましたか?

を押すとランキングに反映されます
0

※会員登録やログインは不要です