妊娠してしまったらお酒は控えないといけないということは常識になりつつありますが、妊娠前はどうなのでしょうか?妊活中もお酒は控えるべきか、大丈夫なのか。今回は妊活中の飲酒のリスクと対策について紹介します。


適量を超えるお酒は妊娠の確率を下げてしまう

妊娠したら少量のお酒も飲めない!なら今どうする?

お酒が好きな女性にとって、妊活中のお酒への対応は大きな問題かもしれません。若い時には友人と時に羽目を外してお酒を飲むこともあったでしょう。

妊活中にはどれくらいなら大丈夫なのでしょうか?それともお酒は止めた方が良いのでしょうか?妊活中のお酒との付き合い方と、妊娠した時に向けてどのようにして、お酒を控えていくべきかについて紹介しています。

妊娠後の生活に備えて、禁酒できるように慣らしていこう

お酒と不妊の関係

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アメリカの発表によると、女性は1日に2杯アルコールを摂取したら、不妊の割合が60%も増加するということです。2杯というのはあいまいな数字ですが、エタノール10gに相当する量です。厚生労働省が推奨する女性の1日のお酒の適量が10g以下ですから、『適量であれば問題はないけど、飲み過ぎると妊娠しにくくなっちゃうよ』ということでしょう。

面白いことに、適量以下の飲酒であれば、逆に不妊の割合が35%低下するとも報告しています。男性に関しては、アルコールの摂取が精液に悪影響を及ぼす所見がないと結論付けているので、一安心と思う人も、不公平と思う人もいるでしょうか。

お酒の適量とは?

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お酒(エタノール)10gとは、一体どれくらいの量のことを言うのでしょう。

  • アルコール度5%のビールで250ml およそコップ一杯
  • アルコール度15%の 日本酒で80ml およそ半合
  • アルコール度40%のウイスキーで25ml シングルショットのグラス1杯
  • アルコール度12%のワインで100ml およそワイングラス1杯

グラスの大きさに違いはありますが、アルコールに適したグラスを使って、1杯分ということなのでしょう。ちなみに、いくら飲めるかをきちんと計算したいという人は次の計算式を参考にしてください。

アルコール10㎎÷アルコール度数(%)÷アルコール比重(0.8)= 量

例えば、8%のワインを飲むとしたら、

10÷0.08÷0.8=156.25 156.25ml飲むと10㎎に達するというわけですね。

アルコールの分解能力は体質によって違う

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アルコールは胃や腸で吸収されますが、吸収されたアルコールは血液によって肝臓に運ばれて、そこで多くが代謝されます。アルコールの代謝で活躍する酵素には2種類あり(アルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素)、そのの働き方は個人において大きな差があると言われています。

そのために、アルコールに強い人、弱い人が生じるわけです。中にはそれらの酵素がほとんど働かないという人もいて、そういう人はお酒が飲めないことがほとんどで、無理に飲むと急性アルコール中毒になる可能性があります。酵素の働きが弱い人は、少しのお酒を飲んだだけで、顔が赤くなったり、嘔吐したり、眠くなったりするわけです。

妊活を機に禁酒を検討してみよう

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厚生労働省で適量が設定されていますが、お酒の分解能力には個人差が大きいので、酵素があまり働かない人は飲まない方が無難です。妊娠中のアルコール摂取は胎児に影響を与えることが確認されています。少量でも確認されたケースがあり、原則として妊娠中は禁酒です。

妊娠していることに気が付かずにお酒を飲んでしまい、後から心配になるという話はよくあります。妊娠している間、妊娠前に飲んでしまったお酒を心配して生活するくらいなら、思い切ってお酒を断つ覚悟を持った方が精神的には楽かもしれません。

母乳育児を考えている人は、産後もそのまま禁酒を続行しなければいけません。子供を二人以上欲しいと思っている夫婦であれば、その後また妊活に入ることもあるでしょう。子どもが欲しいと考えている女性にとって、お酒を控えることは、長期間ついてまわる課題になります。初めての妊活を機にお酒の楽しみ方を変えてみてはいかがでしょう。

お酒を断つのがやっぱり辛い人への対策

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生理が始まったということは、その月の妊娠がなかったということですから、少なくとも生理中はお酒を飲んでも大丈夫なわけです。その日ばかりは、残念だったねと1杯以上のお酒を飲んでストレスを発散するのも良いかもしれません。1日2杯以上で不妊の確率が上がる結果がある一方、ストレスによる不妊の可能性も捨てきれませんから、そこは自分たちで調節するとよいでしょう。

量にこだわるのではなく、お酒の質にこだわるのも方法です。家計のことを考えると高いお酒をガブガブは飲めませんよね。1回居酒屋にかかるお金で質の高いお酒とおつまみを購入して二人で楽しんでも良いのではないでしょうか。

今はノンアルコール飲料も充実していますから、そちらを利用するのも方法です。ただし、ノンアルコールと書いてあっても、1%未満のアルコールが含まれることがあるので、必ず表示を確認するようにしてくださいね。

飲酒量によっては妊活の味方にも敵にもなるお酒

妊娠後、飲んだお酒を心配するなら禁酒した方がラク?!

妊活中には適量のお酒であれば妊娠率を少し上げる可能性があるとされていますが、適量を超えると妊娠の確率を大幅に下げるデータがあります。適量と言っても、お酒の処理能力には個人差が大きく、また妊娠してからは胎児への影響がある可能性があり少量でも原則は飲んではいけません。妊娠が発覚してから、飲んだお酒を心配するくらいなら、妊活中から控えておいた方が精神的には楽かもしれません。

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