妊活中の女性は生理予定日が近づくと「妊娠しているといいな」と期待と希望で胸がいっぱいになりますよね。体調の変化は妊娠の影響かもと期待も膨らみます。今回は妊娠初期症状と生理前症状の決定的な5つの違いをご紹介し、女性の体で起こっていることと照らし合わせて詳しく解説いたします。


妊娠したかも!?妊娠と生理の違いを知る前に

妊娠初期と生理前の症状はとても似ています

妊活を頑張っておられる方や不妊治療中の方にとって、生理予定日が近づくと「妊娠しているといいな」と期待と希望を感じる日々ですね。もしかしてこれって妊娠の初期症状かな?と疑問に思うこともきっとあるはずです。

今回は妊娠初期症状と生理前症状の決定的な5つの違いをご説明します。妊娠したときや生理予定日の前、女性の体に起こっていることに照らし合わせて詳しく解説いたします。

妊娠初期症状と生理前の決定的な5つの違い

1. 下腹部痛の違い

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DSC_9813 a / bradfordst219

下腹部の痛みは、妊娠症状・生理前症状どちらも感じる人の多い症状です。ところがその痛み方や痛む場所には多少違いが見られます。

  • 妊娠初期の症状:下腹部や足の付け根などがチクチク痛む。
  • 生理前の症状:お腹全体がぎゅーっと内側に向かう痛みを感じる。

生理前は、生理に向けて子宮内膜が剥がれ子宮が収縮することで痛みが発生します。一方で妊娠初期症状では、子宮内膜を厚くするために子宮が膨張し外側に向かって痛みが発生するのです。子宮が膨張するとまわりにある靭帯を引っ張ることになりチクチクとした痛みが感じられます。

2つの痛みの感じ方は両方を経験した人でないと実感がわかないかもしれませんが、生理前にいつもと違った痛みを感じると妊娠している可能性が高いと判断できます。

2. おりものや量の違い

Tonya
Tonya / alenka_getman

おりものは、膣内の清潔さを保つこと、そして精子が卵管へ移動するサポートすることの2つの役割があります。そしておりものの量は一般的に排卵日が一番多くなり、排卵後に減少、そして生理日に向かって少しずつ増えていくのが特徴です。

  • 妊娠初期の症状:透明、あるいは白っぽいまま。排卵日と同じぐらい多くの量。
  • 生理前の症状:多少色が付きにおいが強くなる。量は少しずつ増えてくる。

この2つの違いは女性ホルモンの分泌によるものです。エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つのホルモンが多く分泌される排卵日におりものの量が増えますが、逆に生理前になるとどちらも分泌量が減ります。

一方で妊娠初期に関しては両方のホルモン量が増加するために、おりものの量も増えるということです。

おりもの量がもっとも増えるのは排卵日なので、生理の1週間前ごろに排卵日と同じぐらいおりものの量がぐっと増えた場合は妊娠している可能性があると考えられます。

3. 胃のむかつき&食べ物の好み

Hadeel Alajami
Hadeel Alajami / beauty.lover

「妊娠すると胃がムカムカする」「食べ物の好みが変わった」ということはよく耳にしますが、生理前の月経前症候群でも似たような症状が出ることもあります。

  • 妊娠初期の症状:胃がもたれむかつきを感じ、ときには吐き気を催すことも。今まで大好きだったものが受け付けなくなるなど。
  • 生理前の症状:食欲が必要以上に増進してしまう。無性に甘いものが食べたくなるなど。

いずれも原因はホルモンバランスが崩れたことやその崩れにより自律神経へ影響しているからです。生理や妊娠に関わらず、体調や気温などで食の好みが変化することはよくありますが、今まで好きだったものの味や香りさえ受け付けない状態になると妊娠している可能性が高いと言えます。

4. 激しい眠気

Chrystal
Chrystal / xlordashx

妊娠を経験している人はよく「妊娠がわかった頃は猛烈な眠気に襲われた」と言います。徹夜明けや昼食後、睡眠不足などでも日常的に眠気を感じることはありますが、妊娠初期と生理前とでは眠気の程度に大きな違いがあるようです。

  • 妊娠初期の症状:めまいを感じるほどの眠気、熱っぽさを感じる眠気。生理開始予定日になってもなくならない。
  • 生理前の症状:眠気を感じるものの、早めに就寝すると治る。また生理が始まれば次第になくなる。

どちらの眠気についてもプロゲステロン(黄体ホルモン)が大量に分泌されることが原因です。ただし、このホルモンは生理開始とともに減少するため、月経前症候群で生じている場合は生理が始まれば眠気もなくなるのが特徴です。

また、眠気の感じ方はかなり個人差があり、その程度を誰かと比較することは実際にはできません。

妊娠初期か生理前の症状のどちらかを判断するには、月経前症候群のその他の症状(イライラする・腹痛や腰痛・肌荒れなど)がないかどうかを見極めることをおすすめします。そして眠気を感じたときは休息をとるべき体のサインです。ぜひゆっくり睡眠をとりましょう。

5. 基礎体温の高温期が16日以上続いている

基礎体温

最後にご紹介するのは基礎体温。基礎体温は5つのうちもっとも分かりやすい違いで、妊活の一番頼れるデータと言えます。

基礎体温は排卵日を境に低温期と高温期に分かれます。排卵日が終わると基礎体温は高温期に入りおよそ2週間程度続きます。低温期と高温期の対応の差はわずか0.3度程度です。

  • 妊娠初期の基礎体温:高温期が16日以上続く
  • 生理前の基礎体温:高温期が14日前後で終わる

基礎体温の変化にはプロゲステロン(黄体ホルモン)が影響しています。プロゲステロンは妊娠ホルモンとも呼ばれ、排卵が終わると受精や着床をサポートするために分泌量が増え基礎体温を上昇させます。

生理が始まると分泌量が減るために基礎体温も下がることになりますが、妊娠している場合は妊娠を継続させるために引き続きプロゲステロンが多く分泌されているために高温期が長く続くのです。

基礎体温の高温期が2週間以上続いているかどうかで、妊娠初期か生理前かを判断することができます。

妊娠と生理前の症状の違いを知り穏やかに過ごしましょう

どのような変化が起きるかは個人差があります

妊娠初期症状と生理前症状について5つの決定的な違いをご紹介しましたが、いずれもすべての女性に生じるとは限りません。

ホルモン量や体調は人によってさまざまですので、妊娠前であっても生じないことも多々あります。

今回ご紹介した違いはあくまでも参考としてとどめていただき、必要に応じて基礎体温の確認、妊娠検査薬、クリニックを受診するなどされることをおすすめします。

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