体外受精で成功する確率は20%~50%です。なぜこんなに幅広いかというと「年齢」や「夫婦間の問題」など理由は様々です。それぞれにスポットをあて、さらに、体外受精のリスクも含めて細かく考察していきます。


体外受精の成功率はどのくらい?

合わせて知ろう、体外受精のリスク

体外受精は不妊治療の一環で、高度な技術を用います。その分、不安もありますがやっぱり期待をしてしまいますよね。実際体外受精の成功率は約20%~50%と、幅広いです。また体外受精には、多胎妊娠や、流産率の増加などリスクも伴います。

成功率の上げ方の秘訣や、私自身の体験も含めて体外受精のすべてをお伝えしていきます。

今日から知れる体外受精の実態

それぞれの視点からみる体外受精

私自身、体外受精で男女の双子を出産している経験があります。

体外受精に踏み切った理由としては、5年以上に渡る不妊歴と夫婦ともに原因が特定できずタイミング、人工授精と段階を踏んでいったにも関わらず一度も妊娠に至らなかったからです。

体外受精は高度医療行為なので肉体的・精神的負担が大きいです。

具体的に体外受精とはどういったものなのかを、説明していきます。

体外受精ってどんな治療?

体外受精

体外受精は、体内で育てた「卵子」を取り出し、体外で「受精」させ、その「受精卵」を体内に戻す行為を指します。肉体的負担が大きい治療なので、医師との信頼関係がポイントです。

不信が募るようでしたら、いっそクリニックを変えるのも一つの手です。

体外受精をする人はどんな人?

1.年齢の問題。

女性は35歳を過ぎると妊娠率が急激に下がります。20代女性が体外受精で妊娠する確率は40%と言われているのに対し、35歳では30%にまで下がります。さらに、40を過ぎると妊娠する確率は20%にまで落ちてしまうのです。

2.夫婦に問題がある

★女性側の問題:卵管閉塞のように卵管そのものが機能していない例や、ピックアップ障害、着床障害、受精障害といった受精に影響がでてくる問題が考えられます。

★男性側の問題:無力精子症、乏精子症、奇形精子症など精子の質や量に問題がある場合と勃起不全(ED)のような問題を抱えている人がいます。

3.原因不明

上のどの例にも当てはまることがないことと、血液検査や卵管造影検査のようなもので引っかかったことがないのに2年以上一度も妊娠したことがない夫婦を指します。

しかし、原因不明の夫婦が体外受精で妊娠する確率が最も高いと言われています。

体外受精のリスク

1.多胎妊娠

双子や三つ子など一度に2人以上を同時に妊娠することを言います。子宮は元々1人にしか対応出来ないようになっているため、複数を妊娠してしまうと「早産」のリスクがかなり高くなります。

2.卵巣過剰刺激症候群(別名:OHSS)

卵巣は通常3~4㎝ほどの大きさなのに対して、排卵誘発の際に過剰に卵胞が刺激されることで卵巣が膨れ上がります。そうなると腹水や、胸水といった症状が起こり、また妊娠することで悪化します。

3.流産率

体外受精で妊娠した人と自然妊娠した人を比べると流産率が10%高いという報告があります。

特に40歳を過ぎると流産率は30%以上になります。

4.採卵のリスク

採卵をする際に局部麻酔や全身麻酔を使用する施設が多いです。まったくの無麻酔を用いるところも存在しますが、殆どが麻酔を用いるため危険性があります。

麻酔士の説明をきちんと理解した上で同意することを強くおすすめします。

5.肉体的負担

体外受精は卵胞をたくさん作るために作用が強いお薬を使用します。期間もひと月で行えるときもあれば3か月以上も準備期間がかかる場合があります。

また、治療を行うために何度もクリニックに足を運ばなくてはならないので肉体的負担が大きいです。

体外受精の成功率は?

冒頭でもお伝えしましたが、体外受精の成功率は年齢的な問題・夫婦間の問題などで20%~50%と幅広いです。

年齢面では、20代前半の女性の体外受精成功率が最も高く、平均は45%となっております。

20代後半~30代前半の平均率は35%~40%とあまり変わりはありません。

一方35歳を過ぎてくると成功率はだんだんと下がっていきます。35歳女性の成功率は35%前後なのに対し、38歳は30%を切ります。40歳になると20%前後の成功率まで下がります。

つまり、女性は35歳を過ぎると格段と妊娠率が下がってしまうのです。

体外受精の成功率を上げたい!

妊娠率を少しでも上げるための秘訣を紹介していきます。

1.心穏やかに過ごす。

体外受精の周期はどうしても肉体的疲労から心も疲れてしまいがち。

好きな音楽や、映画、本などでリフレッシュをしながら心穏やかに過ごしましょう。

体調が良い日は少し遠出をしてピクニックや散策にでかけたりするのがおすすめです。

2.体を暖める。

子宮の冷えは妊娠率を格段と下げてしまいます。リラックス効果も兼ねて暖かい飲み物で内部から体を暖めましょう。

夜、寝るときには靴下などをはいて防寒するのもおすすめです。ただし、防寒のしすぎには注意しましょう。体の暖め過ぎは逆効果です。適度な防寒をしましょう。

また、カイロを子宮周辺に貼るのは決してしてはなりません。受精卵は熱に弱いのです。カイロは必要以上の熱を与えてしまうので、子宮から離れた位置に貼るようにしましょう。

3.いつもと同じ過ごし方。

受精卵を戻した人がやりがちな「お姫様生活」はあまりおすすめしません。過度なスポーツでもしない限り、妊娠率は変わりません。過保護な生活はかえってストレスをためる事態になりかねないので、いつもと同じ生活をするように心がけましょう。

体外受精の成功率は約20%~50%

妊娠するきっかけはあなた自身

女性の体にしか妊娠できる機能がないので、どうしても女性側に多大な負担がかかります。

特に初めての体外受精はかなり期待してしまうものです。私自身もあまりにも過保護な生活をしてしまったがために、陰性だったときはとても落ち込みました。そして最初に採った採卵がすべて駄目だったときの「あぁ、またあの採卵を一からやらなくてはならないんだ…」と、悲しみに暮れた日を今でも忘れられません。

そんな私が妊娠した周期は、とにかく普段通りの生活を心がけました。ストレスを減らすことが妊娠率をあげる鍵だったんだな。と思います。体外受精の成功率を上げるきっかけは意外と自分の感情次第かもしれません。

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