着床時期は受精後5日から10日間の間に行われます。この時期に性交をすることによって自然妊娠する確率が低下することが判明しました。一体これはどういうことなのか、どのくらいの確率なのかを解説していきます。他にも時期に起こりえる症状など着床に関する体の仕組みを合わせてお話します。


教えて!着床時期に性交するのは良くない?

着床時期の女性の体の仕組みとは

着床とは、受精卵が子宮内膜に流れ着いた状態のことを指します。着床時期の女性の体は大量のホルモンが分泌されているため出血や痛みを伴うことがあります。

とても敏感な時期ですので極力性交は控えたほうが良いのですが、着床時期に性交をすることでどのような妨げがあるのかを徹底的に解明していきます。正しい知識を学び、妊活に役立ててみてください。

着床時期に性交は有り?無し?徹底解明!

着床までの体の仕組み

[53/365] Dreaming away
[53/365] Dreaming away / Sander van der Wel

着床時期での性交の有無の前にまずは受精してから着床するまでの体の仕組みについて解説していきます。着床に関して理解してから先に進んでいきましょう。

1.受精1日目・2日目

女性側が排卵した後、精子と卵子が無事に出逢えば受精が完了となります。その後受精卵は細胞分裂を繰り返しながら卵管を通り子宮腔内まで目指します。

受精後1日目・2日目は受精卵はまだ2つの細胞にしか分かれないためこれを初期胚と呼びます。

また、この時点で1つの受精卵が最初の分裂後になんらかの原因で細胞が完全に分かれてしまった場合一卵性双生児が出来る可能性があります。

この時期に性交は全く問題ありません。

2.受精3日目・4日目

lady in the tweed jacket
lady in the tweed jacket / charlie_charm

無事に細胞分裂が成功した場合、受精後3日には細胞分裂が4回以上行われます。ここまで来た受精卵のことを桑の実に似ていることから「桑実胚」と呼びます。

体の外ではホルモンの変化から高温期が安定してくるので熱っぽく感じるでしょう。

この時期の性交は大きな問題はありませんが、無理しない範囲で行いましょう。

3.受精5日目~6日目

ゆっくりと卵管を通ってきた受精卵は受精後5日目にもなると数えられないくらいの細胞分裂を繰り返し「胚盤胞」と呼ばれるまでに成長します。ここまでの大きさになれば着床までもう少し。

この時期の性交は自然妊娠する確率を下げてしまう恐れがあるため控えてください。

4.受精7日目

胚盤胞になった受精卵は受精後約1週間で卵管から子宮に到達します。ふかふかの状態になった子宮内膜に包まれながら、根をはりはじめます。これが「着床」と呼ばれる現象のことを指すのです。

この時期の性交は極力控えてください。

着床時期に起こりえる体の症状

Woman
Woman / markjhandel

それでは受精後に細胞分裂を繰り返しながら子宮内膜までゆっくりと進むことを先でお話しましたが、無事に着床が成立した後に起こりえる体の症状を解説していきます。

1.体温が一時的に下がる

着床が完了すると一時的に基礎体温が下がることがあります。この現象のことを「インプランテーションディップ」と呼びます。

排卵後、女性の体はプロゲステロンが上昇し、それまで低温期だった体が高温期にと移行します。

妊娠しなかった場合、プロゲステロンは生理が近づくにつれ減少するのですが、着床が成立するこの時期にホルモンバランスの変化から体温が一時的に低下することがあります。

インプランテーションディップが3日以上続いた場合、残念ですが生理が近いことを表しています。

2.基礎体温が上昇する

1ではインプランテーションディップによる影響から一時的に体温が下がることをお話しましたが、今回はそれとは別に着床が完了したことにより基礎体温がさらに上昇することがあります。

これは着床したことによりホルモンバランスが変化し、プロゲステロンは通常生理が近づくにつれ減少するのですが、妊娠が成立すると上昇します。着床後に高温層がさらに上昇した場合妊娠している可能性があります。

3.着床出血

Woman Walking Through the Shadows
Woman Walking Through the Shadows / aturkus

受精卵が子宮内膜に着床する際に傷つくことがあります。この時についた傷が出血を起こし、膣まで流れます。

出血は微々たる量で赤茶色だったり鮮血だったりと様々です。殆どは放っておいても問題はありませんが、大量に出血した場合や出血が止まらなかった場合は着床出血以外の可能性がありますので注意が必要です。

4.着床痛

着床が成立したことにより下腹部痛を引き起こすことがあります。はっきりとした原因は未だに特定されていませんが、多くは1日、2日ほどで痛みはなくなります。

着床時期に下腹部痛が起こった場合は痛みが悪化する可能性があるため、性交は控えてください。

着床時期の性交の有無

Aint No Rest For The Wicked
Aint No Rest For The Wicked / dollen

アメリカにあるノース・カロライナ大学で、着床時期に性交をすることにより自然妊娠する確率が低下することが研究で判明しました。

着床時期は先で解説したとおり、受精後7日前後で起こりえます。平均は1週間で着床しますが、早い人ですと5日目、遅い人ですと10日目で着床することもあるため、7日前後と考えてください。

この時期に性交をすることによりどのくらい自然妊娠する確率が低下するのかをパーセンテージで表します。

  • 1回の性交での妊娠確率:98%
  • 2回の性交での妊娠確率:76%
  • 3回の性交での妊娠確率:52%

このように、着床時期に性交を重ねるたびに自然妊娠する確率が低下することが判明しました。これは性交することによって子宮収縮が起こり着床の妨害をする可能性があることが原因です。いずれにしても着床時期での性交は控えることが懸命でしょう。

(参考 http://www.akanbou.com/news/news.2014070501.html

着床時期での過ごし方とは

着床時期は安静に。性交を控えて自然妊娠率をあげよう

着床時期での性交の有無に関してお話しました。不妊治療専門の医療機関でも排卵後の性交に関して、大丈夫と判断する医師もいれば控えるようにとお話する医師など様々なタイプがいます。

しかし、今回は着床時期に性交することによって自然妊娠する確率が低下することが分かりました。

しかしながら、確実な排卵時期や着床時期が不確かな点があるため、必ずしもそうとは限りません。いずれにしても着床時期は性交を控え無理をしないことが大切です。

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