妊活を行なっている男性が誤解していることの多い妊娠や精子の質、男性の体の仕組みに関する誤解を10項目に分類し、それぞれ解説していきます。男性が妊活するために最低限知っておくべきことをまとめています。


不妊の原因は女性だけの問題ではありません

男性不妊の存在

男性不妊をご存知でしょうか。また、男性不妊の存在を知ったのはいつでしょうか。

日本ではまだまだ不妊の原因は女性にあると言われていますが、不妊の原因は女性だけのものではなく、男性が原因になる場合も多いです。実際に男性が原因で不妊に至っている割合は、48パーセントです。この数字を見れば、いかに男性不妊の割合が多いのかがすぐに分かるでしょう。

男性不妊の場合のみならず、女性不妊の場合であっても男性は不妊治療に参加することになります。どちらが原因であるかが問題ではなく、女性に負担が大きくなりがちな不妊治療において、当事者意識を男性もしっかり持っておくことが大切です。

妊活について勘違いしている男性

不妊治療に関して男性が勘違いしていることは多いです。そうしても治療は女性主体で進んでいきますので、治療内容の理解も薄いことも多いです。

全ての男性がそうではありませんが、男性が誤解してしまいがちな事象をまとめましたので、チェックし正しい知識を身につけてください。不妊治療は1人では行うことが出来ないものですので、女性は男性の、男性は女性の体の仕組みを理解したいところですが、まずは自分の体の仕組みをしっかりと理解しておきましょう。

体の仕組みを知ることは、妊活することにおいて欠かすことが出来ないものだと言えます。

男性も正しく妊活するために理解しておくべき勘違い

勘違い1.精子を溜めると妊娠しやすい?

精子を溜めれば溜めておくほど、受精させる能力が高まると思っていませんか。これは大きな勘違いです。精子は溜めこんでいても受精能力が高まることはなく、反対に運動率が低下することが医学的にも判明しています。定期的に射精し、新しい精子を作ることは大切なことです。

勘違い2.精子の質は低下しない?

女性とは違い、男性は年齢が上がっても勃起し射精出来れば精子の質は低下しないと思っていませんか。精子の運動率も数も、年齢によって低下していきます。

また女性の卵子同様、精子も老化していくことはわかっており、35歳から老化は加速し40歳では30歳以下の男性と比べ自閉症の誕生率が6倍になります。

勘違い3.セックスが下手だと妊娠しない?

これは根も葉もないうわさですが、1度は耳にしたことがある男性もいるのではないでしょうか。女性がセックスで性的快感を覚えるとより妊娠しやすくなるというのです。

これにより不妊治療にプライドが傷つけられたと感じる男性が多いようですが、セックスのうまい下手と、妊娠率は関係ありません。

勘違い4.精液が多ければ精子も多い?

精液が多いと、妊娠しやすいのではないかと思っている方がいます。しかし、大切なのは精子の数です。精液が大量でも精子の量が少ないこともありますし、また反対に精液は少ないものの精子の量は多いこともあります。精子の数と精液の量は無関係です。

勘違い5.射精できないのは相手のせい?

近年の男性不妊で増えているのは膣内射精障害です。自慰では射精できるにも関わらず、膣内においては射精できないというもので、これは自慰の方法を改善していくしかありません。それでも射精に至らない場合は、精子を採取し不妊治療を行うこともあります。

勘違い6.勃起できないのは年齢のせい?

勃起できないためセックスが出来ず、不妊に至るケースもあります。機能性または心因性と原因は様々ですので、まずは勃起できない原因を探る必要があります。加齢だけではない原因が隠れていることも多く、専門医によって原因が判明すれば、勃起することが出来るようになることも多いです。

勘違い7.精子を増やすために必要な食事

精子の数の低下はやはり不妊の原因になりがちです。そのため精子の数を増やしてあげるのが望ましいです。精子の数は食事によっても増えます。特に亜鉛を意識した食生活に切り替えてください。

勘違い8.性欲と精子の量は関係ある?

性欲が強いと妊娠しやすいというのは、単純にセックスの回数が増えるためです。そのため性欲の強さと精子の量は関係がありまえん。性欲が強くても精子の数が少ないことは考えられますし、その反対もあり得ます。精子の量は計測しなければ分からないものです。見た目や精液の量は関係ありません。

勘違い9.髭が濃いと男性ホルモンが多いので精子が多い

精子の生成には男性ホルモンの働きが重要です。男性ホルモンがないと精子の生成に問題が出てしまいます。しかし、男性ホルモンの量が多ければ精子の量が多いわけではありません。そのため髭が濃くても精子の量が多いわけではありません。

勘違い10.精液は多くないといけない?

精液が多くなければ精子の量は増えないのではないかと考えてしまいますよね。しかし妊娠に大切なのは精液ではなく精子の量、そして精子の質です。そのため精液の量にそこまでこだわりを見せる必要はありません。精液の量が少ない原因があるのかどうか、調べることは大切ですが、精液の量だけに固執する必要はありません。

男性は精液の量にこだわってしまいがちですが、多くなければいけないものではないので安心してください。

男性の妊活に大切なのは良質な精子

大切なのは運動率の良い精子の量を増やすこと

妊活している男性でも多くの方が精液の量や男性ホルモンの量など、見た目にこだわってしまっている方が多いですが、これらは実際に妊娠とはほとんど関係がありません。精子の量と言うのは目ではわかりませんので、大切なのは目には見えない部分なのです。

運動率の良い精子の量を増やすことが男性不妊、また女性不妊の場合の不妊治療にとっても大きな意味があります。運動率の良い精子の量を増やすためには健康的な生活習慣を身につけ、食生活を意識して改善していく必要があります。

例えば喫煙習慣は精子の生成に悪影響ですし、熱い風呂に長く入ることも精子にとってよくありません。また、精子を溜めすぎてしまうことも運動率の低下を招いてしまいます。

運動率の良い精子を増やすためには長期的な改善が必要になりますので、習慣を変えることを意識するのが好ましいでしょう。

どうしても妊娠に関する治療は女性主体になってしまいますから、その仕組みを理解しサポートしていくことは必要になります。

不妊の原因がどうであれ、精子の質を高めることは大切なことですので真剣に取り組んでいきましょう。

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