妊娠糖尿病とは妊婦がなる糖尿病のことを指します。お腹の中に赤ちゃんがいるため過度な治療をすることができないので妊娠糖尿病になった場合、食事療法や運動療法を早期から行うことが大切です。妊娠糖尿病になりやすい人・妊娠糖尿病による赤ちゃんへの影響や・どうすれば進行を遅らせることができるのかを説明していきます。


妊娠糖尿病ってなに?赤ちゃんに影響がでるの?

妊婦を苦しめる妊娠糖尿病とは

妊娠をしたら最初の関門としてつわりに苦しむ人が多いですが、特に食べづわりや吐きづわりなど「食事」に影響がでてくるつわりは母体である母親に多大なダメージを与えます。

つわりを克服するにはカロリーなど気にせず好きなときに好きなだけ食べることがポイントではありますが、そうすることで今度は妊娠糖尿病になる危険性が浮上してきます。

妊娠糖尿病とは妊娠時になる糖尿病のことなのですが、母親だけでなくお腹の中の赤ちゃんにまで何かしら影響が出てくる可能性があります。

今回は妊娠糖尿病による影響や原因、そして予防方法を紹介していきます。妊娠糖尿病に苦しまないためにできる秘訣を徹底解明します。

妊娠糖尿病とは一体どんな病気なのか徹底解明

妊娠糖尿病ってなに?

Woman on Bus
Woman on Bus / KelseaGroves

妊娠糖尿病とは、妊婦がかかる糖代謝異常の糖尿病です。今まで糖尿病の疑いが全くなかった人でもかかることがあり、目安としては10人に1人の確率で妊娠糖尿病にかかってしまいます。

妊娠糖尿病にかかるとお腹の中にいる赤ちゃんに影響が及ぶことがあるので、検診時にコマ目に調べることが大切です。

ただし、妊娠糖尿病にかかっても必ず赤ちゃんに影響がでると言うわけでもなく、軽度から重度まで様々なタイプがいます。妊婦健診で必ず調べますので検診は欠かさず行くことが危険から身を守る手段となります。

妊娠糖尿病になる原因は?

Women in world (32)
Women in world (32) / Amir Farshad Ebrahimi

妊娠中は様々なホルモンが急激に上昇する影響から血液の中にある糖の分解が正常に行われなくなることがあります。

人の体と言うのはエネルギーが資本であり、車で例えるとガソリンの役割を果たすのですが、そのエネルギーの源がブドウ糖と呼ばれる血糖です。

通常、血糖は「インスリン」と呼ばれるホルモンが働くおかげでエネルギーに変わるのですが、妊娠中はインスリンのホルモンを壊してしまう「プロゲステロン」が多く分泌されてしまう影響で血糖値が上昇してしまう傾向があります。これが妊娠糖尿病になる原因となる理由です。

妊娠糖尿病になると赤ちゃんにどんな影響があるの? 

Women in world (31)
Women in world (31) / Amir Farshad Ebrahimi

それでは実際に妊娠糖尿病になった妊婦さんが赤ちゃんに与える影響を説明していきます。

1.先天奇形

先天奇形とは、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいるときに生じる身体的な異常のことを指します。ただし外観的なものに対しては出生前に明らかになることが多いですが、体の内部に関しては出生してから判明することもあり大抵は1歳までに判明します。また、手術によって治る先天異常も存在します。

2.流産・早産・死産

妊娠糖尿病による影響から母体の安全を考慮し、本来の出産予定日よりも早く出産してしまうことがあります。

そうしなければ母体の命が危険にさらされる可能性があるためです。赤ちゃんの成長度合いによってはNICU(新生児集中治療管理室)で長期に渡り入院が必要なケースも考えられます。

通常、お腹の中にいる赤ちゃんは十分に成長するまで生まれることはありません。しかし子宮内発育不全は、本来子宮内で育つはずの赤ちゃんが母体から吸収するはずの栄養が赤ちゃんに回らず成長が止まってしまうことがあります。

その場合出産予定日より早く赤ちゃんを外にださなければ死産の可能性がでてくるため、低出生体重児のリスクが高くなる恐れがあります。

4.巨大児

巨大児とは体重が4000g以上ある赤ちゃんのことを言います。難産になる可能性があるため帝王切開で出産することがありえます。

また、巨大児は心不全や低血糖など様々な問題を抱えて生まれることがあるため、そうならないためにも栄養バランスを考えた食事制限を行うことが大切です。

5.呼吸不全

呼吸機能の低下が原因で自力で呼吸ができないことを指します。軽度から重度まであり、軽度の場合は少しの治療で改善することがありますが、重度の場合は長期に渡り人工呼吸器が必要な場合があります。

妊娠糖尿病はどんな人がなりやすい?

Girl on Bench
Girl on Bench / xlordashx

1.糖尿病家系

親族に糖尿病を患っている人がいた場合自身もなる確率が高いです。万が一身内に糖尿病持ちがいた場合、医師に必ず一言伝えましょう。また妊娠が確認できた時点でカロリーを気にした食事を摂取することが大切です。

2.肥満体の人

BMIが25以上の人はいわゆる「肥満」と呼ばれます。BMIの出し方として体重kg ÷ (身長m)2となります。ただし注意したいのが近年は内臓脂肪型の肥満が増えているためBMIは標準でも肥満の人がいます。

妊娠していると腹囲が増えるので分かりにくいのですが、女性の場合はウエストが85cmを超えるようだとこれに当てはまるので気をつけてください。

3.体重が急激に増えている人

日に日に体重が急激に増加している人は要注意です。妊娠周期が長くなるほど体重は増加するものですが、急激な増加は妊娠糖尿病の可能性が高くなります。適切な医師の元で体重管理を行いましょう。

4.過去に妊娠糖尿病と診断された人

前回の出産で妊娠糖尿病と診断された人は次の妊娠でも妊娠糖尿病になるリスクが高いです。その場合は最初から万が一の可能性を考慮して大病院に行き安心して出産できる環境を整えることが大切です。

妊娠糖尿病を予防する方法は?

beautiful faces
beautiful faces / tommerton2010

1.食事の回数を増やす

食事を行うと血糖値が急激に増加します。なので、回数を増やすことにより急激に上昇するのを抑える必要があります。この場合は1日の食事の量は変えず、回数だけを増やすようにしましょう。

2.バランスの良い食事を心がける

妊娠糖尿病の予防としては食事制限をすることが進行を遅らせる鍵となります。野菜を中心とした献立を組みましょう。また1日の上限は1600カロリーとし、味付けは薄めにしてみてください。

3.適度な運動をする

基礎代謝が低下すると太りやすい傾向になるので普段から適度な運動をしてみましょう。オススメはウォーキングです。

ただし、妊娠糖尿病による影響で網膜症や高血圧と診断された場合は大変危険なので、必ず医師に一言相談してからはじめてください。

4.インスリン療法

これは糖尿病の治療法でも行われていることなのですが、インスリンと言うホルモンを投与することで糖尿病の進行を改善することが判明しています。妊娠糖尿病にもインスリン投与は効果があるのですが、妊娠中

期や妊娠後期に入ると効きにくくなり血糖値が高くなることがあります。

妊娠糖尿病から赤ちゃんを守る秘訣

妊娠糖尿病になっても赤ちゃんを産むことができる?

妊娠糖尿病と診断された人・妊娠糖尿病になる危険があると言われた人・身内に糖尿病患者がいる人など妊娠糖尿病で悩んでいる人は大勢存在します。

重度の場合は赤ちゃんにも少なからず影響がでてくる可能性があるためそうならないためにも妊娠初期から予防をすることが大切です。野菜を中心とした食事制限を行い適度な運動をすることが進行を遅らせる秘訣ですので頑張りましょう。

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