多嚢胞性卵巣症候群は、妊娠を希望している若い女性の間で急増している疾患です。不妊の原因の1つである多嚢胞性卵巣症候群について、その原因や症状、治療方法をご紹介します。


☆ベビまりセレクション

今までの妊活サプリメントには入っていない「ピニトール」という成分を配合した
VEGEMAMA ベジママ

海外では多嚢胞性卵巣症候群の治療にピニトールが使用されていると話題に!ピニトールは多嚢胞性卵巣症候群になると欠乏するカイロイノシトールを生成するとのこと。

詳しくはこちら

多嚢胞性卵巣症候群の原因を知る前に

今女性の中で急増している多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群という長い名称の病気について聞いたことがありますか?

今、特に妊娠を希望している若い女性の間で急増しています。妊娠を希望しているにも関わらずなかなか妊娠が成立しない女性にとって、ぜひ知識として知っておいた方が良い多嚢胞性卵巣症候群について、その原因や症状、治療方法をご紹介します。

※本記事は可能な限りの情報収集をもとに執筆されておりますが、確かな情報は医師に確認し、診断に従ってください。

多嚢胞性卵巣症候群の原因と治療法について

多嚢胞性卵巣症候群とは?

多嚢胞性卵巣症候群

多嚢胞性卵巣症候群とは、排卵がうまく行われない症状です。特に若い女性に多く起こるもので、20人に1人という高い割合で起きていると言われています。病気と思われがちですが決してそうではなく、症状が続く状態を指します。

※名称が長いため、PCO・PCOSと呼ばれることもあります。
※多嚢胞性卵巣症候群の読み方は、たのうほうせい らんそうしょうこうぐんです。

本来、女性の卵巣にある卵細胞は、袋である卵胞に包まれており、卵細胞が成熟するとともに卵胞が破裂し卵子が放出されます。これが排卵です。ところが、多嚢胞性卵巣症候群の場合、卵巣の中にある卵細胞が成熟しても卵胞が破裂しないために、うまく卵細胞が排出されない状態です。排卵までに日数がかかるため、排卵障害を起こしているということです。

妊娠を希望している女性にとって、排卵はとても重要です。多嚢胞性卵巣症候群は一般的には軽度の場合が多いですが、妊娠に支障をきたすこともあります。

多嚢胞性卵巣症候群の症状とは?

多嚢胞性卵巣症候群によるいくつかの症状をご紹介します。これらのうち幾つかあてはまる場合は、多嚢胞性卵巣症候群の可能性があるため医師へ相談することをおすすめします。

  • 無月経、月経不順
  • 多毛、にきびができやすい
  • 肥満、内臓脂肪が多い隠れ肥満
  • 不正出血が多い
  • 不妊

多嚢胞性卵巣症候群の原因

多嚢胞性卵巣症候群となる原因は今のところ、正確には解明されていません。ただし、いくつか考えられている理由をご紹介します。

  1. 男性ホルモンの異常、糖代謝の異常

何らかの原因で、血中の男性ホルモンの量が増加し異常となることが多嚢胞性卵巣症候群の1つ目の原因と言われています。また男性ホルモンの量が増加することで糖代謝の異常を引き起こすことも原因とされています。

  1. 内分泌の異常

脳下垂体から2つのホルモンに刺激され卵胞が育ちます。2つのホルモンとは、黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンです。これらがバランス良く分泌されないことが原因で卵胞が育たない、ということが2つ目の原因です。

  1. 生活習慣

多嚢胞性卵巣症候群の原因として生活習慣も挙げられます。定期的な運動習慣がない、糖分や脂肪分の多い食生活を送っている、肥満&内臓脂肪の多い隠れ肥満、ストレスの多い生活、不規則な生活などです。

多嚢胞性卵巣症候群の治療法

多嚢胞性卵巣症候群は正式な治療法が確立されていないため、対処療法となります。

ただし、すべての多嚢胞性卵巣症候群が妊娠を妨げているとは限らず、人によってその程度はさまざまです。正常に排卵されることを目指し、医師とともに治療を進めていきましょう。

  • ホルモン療法

薬を使ってホルモンをコントロールし、正常な排卵を促す方法です。代表的な薬としては、排卵誘発剤のクロミフェン、糖尿病治療薬のメトホルミン、強力な排卵誘発剤である注射薬のゴナドトロビンがあります。

ただし、多嚢胞性卵巣症候群の場合は、卵巣を直接刺激することで発症する卵巣過剰刺激症候群を引き起こしやすい傾向が高いとされています。そのため薬の使用量に注意が必要です。

  • 手術

腹腔鏡を使った手術で、両側の卵巣に穴をあけることで、改善の可能性が高まることが報告されています。ただし、全身麻酔で入院を伴う手術であり、その効果は1年間程度の短期間です。

  • 生活習慣の改善

多嚢胞性卵巣症候群には肥満が大きく関わっていると言われています。もし肥満が要因で多嚢胞性卵巣症候群を発症している場合は、適正体重に戻すことが改善策となります。BMI値(BMI= 体重kg ÷ (身長m)2)を正常な値である18.5~25未満にすることを目標にしましょう。

ただし、急激に体重を落とすとホルモンバランスが崩れて健康に影響します。1.2か月をかけて体重の5%程度を落とす、というゆるやかな方法がおすすめです。

また、食生活においては栄養バランスを考えた食事内容にするとともに、血糖値を上げないよう工夫することも改善につながります。

  • 人工授精、体外受精

人工授精や体外受精は、多嚢胞性卵巣症候群の改善方法とは言えませんが、妊娠の確率を高めるための選択肢です。排卵障害を改善できない場合は、不妊治療をステップアップして、貴重な排卵の機会を有効活用するという手段です。

多嚢胞性卵巣症候群の原因を理解して対処しよう

決して妊娠をあきらめる病気ではありません

多嚢胞性卵巣症候群は若い女性によくある症状の1つと言われています。医師に診断された際、妊娠をあきらめる必要がある病気では決してありません。

ただし、何らかの自覚症状があるのをそのままにしておくと、症状が悪化する可能性もあります。それを回避するためには、早めに病院を受診し対処することが大切です。

妊娠を希望しているのになかなかできないという場合、ぜひ医師に相談しましょう。不妊の原因は多嚢胞性卵巣症候群には限りませんし、原因を発見できない可能性もありますが、気になる症状に対して明確な答えが見つかるはずです。

この記事は参考になりましたか?

を押すとランキングに反映されます
3+

※会員登録やログインは不要です