「妊娠した!」と喜んでいるのも束の間、妊娠初期に出血‥となったら誰でもびっくりしますし、不安になってしまいますよね。しかし、妊娠初期の出血は意外と多くの人が体験しています。心配するものばかりではありません。いざという時のためにしっかり出血について学んでおきましょう。


妊娠8週の出血って大丈夫?

出血=流産ではありません

妊活を始めて、妊娠検査薬で陽性が出た時はとても嬉しいですね。そして病院に行って、胎嚢や胎芽を確認できて、ようやく「妊娠できた!」と実感が湧いてくるものだと思います。

しかし、そんな矢先に出血‥なんてことも。そうなったらきっと多くの妊婦さんは「もしかして流産!?」とパニックになってしまいますよね。

ですが、出血したからといって必ずしも流産しているとは限りません。出血の原因をしっかり把握して、妊娠初期を乗り越えましょう。

意外と多い妊娠8週の出血

妊娠超初期の出血

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Imeinu Doulas Open House 6/3/12 #doula #jewish #birth #doulaparty / greendoula

妊娠初期と呼ばれる妊娠15週までの間は様々なことが起因して出血が起こります。

妊娠初期は妊娠4週~15週までのことを指しますが、妊娠超初期といわれる妊娠確定前の0週~3週にも出血することがあります。この頃見られる出血には、妊娠2週目の排卵出血、妊娠3週目の着床出血です。

排卵出血も着床出血もその名の通り排卵の際、着床の際に起こる出血で、これらは心配する必要はありません。

初期の出血経験者は妊婦全体の約3割

Partnership for Transition in Côte d’Ivoire
Partnership for Transition in Côte d’Ivoire / EU Humanitarian Aid and Civil Protection

妊娠4週~15週の妊娠初期は、出血が起こりやすい時期であるため、妊娠初期に出血があったという人は妊婦全体の約3割と出血経験者が多いです。

妊娠中に出血があるとすぐに流産を想像してしまうかもしれませんが、心配する必要のある出血ばかりではありません。安静にしていれば問題のない出血も多いので、妊娠初期の出血にはどんな原因があるのかしっかり理解しておきましょう。

あまり心配しなくてもよい出血とは?

Smalltalk unter Schwangeren
Smalltalk unter Schwangeren / Schwangerschaft

妊娠初期の出血はさまざまなことが起因して起こりますが、まずは妊娠継続に心配のいらない出血の原因について説明します。

絨毛膜下血腫

胎盤を作るための絨毛が子宮内膜へ伸びていく過程で、子宮内膜の血管が壊されることにより子宮内で出血してしまうことがあります。

出血量はごく少量で体に吸収されることが多いようですが、出血量が多い場合は血が固まって血腫という塊になってしまうのです。これを絨毛膜下血腫といいます。

出血が多い場合やお腹の張りがある場合は安静を指示されることもあります。切迫流産と診断されることもありますが、妊娠が問題なく経過していれば特別処置することはありません。

子宮膣部びらん・膣炎

「びらん」とはただれた状態のことをいいます。

しかし一般的に「子宮膣部びらん」と呼ばれるものは、病的にただれているのではなく「子宮膣部がただれているように見える状態であること」を表しており、月経の始まった女性の体に起きる生理的な変化だといえます。

そんな子宮膣部びらんですが、妊娠中は特に粘膜が充血しやすくなるため、出血してしまうことがあります。

痛みもなく出血も少量で治療の必要もありません。

膣炎は子宮頸部や膣内が軽い炎症を起こしている状態のことをいいます。この膣炎による出血の場合は薬を処方されることが多いですが、妊娠継続に問題はありません。

子宮頸管ポリープ

子宮頚部にできる小さなイボのような良性の腫瘍で、少しでも刺激を与えると出血します。できている場所や大きさによって処置は異なりますが、基本的には問題ないことが多いため、経過観察で済む人がほとんどです。

トラブルによる出血とは?

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Imeinu Doulas Open House 6/3/12 #doula #jewish #birth #doulaparty / greendoula

妊娠初期は出血が起こりやすい時期ですし、出血しても問題のないことが多いですが、出血の量や状態によっては流産になる場合も母体に危険を伴う場合もあります。多量の出血やお腹の張りや痛みを伴う出血の場合はすぐに受診するようにしましょう。

子宮外妊娠

受精卵が子宮の中以外の場所に着床してしまうことを子宮外妊娠といいます。子宮外妊娠のほとんどが卵管での着床と言われていますが、卵管などに着床した受精卵も基本的にはそのまま成長していきます。

ですが、卵管では赤ちゃんが育つスペースがないため、卵管が破裂し、出血多量で母体の命が危険にさらされることもあります。

妊娠の可能性がある場合は早めに病院で検査を受け、子宮内で妊娠していることを確認するようにしましょう。

早期流産

少量の出血が続く、急に大量出血する、お腹の張りや痛みが伴う出血の場合は流産の可能性があります。

残念ながら妊娠初期に起こる流産は赤ちゃんの染色体異常や遺伝子に問題がある場合がほとんどなので、薬や治療で阻止できるものではありません。ですが、少しでもおかしいと感じたら病院で受診してください。

胞状奇胎

胎盤を作るためにまず絨毛が作られて子宮内膜へ伸びていくわけですが、その絨毛がぶどうのように増殖して赤ちゃんである胎芽を吸収してしまう病気です。つわりがひどく、少量の出血が続くといわれています。

この場合は、残念ながら妊娠を継続することはできません。すぐに子宮内容除去術をして、しばらく検査など治療が行われます。

出血した時の対処法

the belly
the belly / David Salafia

妊娠8週で出血してしまったら、誰でもビックリしますし慌ててしまいますよね。ですが、大事な時だからこそ落ち着いて対応しましょう。

まず、出血していることに気づいたら、出血の量や色、腹痛の有無、出血したときの状況などをしっかり記録しておきましょう。そして病院に電話し、すぐに受診すべきかどうか聞いてみてください。

妊娠初期は出血しやすく問題のない出血が多いとはいえ、すべての出血が問題ないとは限りません。自己判断は危険ですので、わざわざ受診せずともまずはかかりつけの産婦人科に指示を仰ぐようにしましょう。

妊娠8週前後の出血は多くの人が経験している

出血した場合は念のため病院へ

妊娠8週といえば出血の多い時期です。「妊娠初期に出血したけど無事に出産した」という人は多いかと思います。ですが、同様に「妊娠初期に出血して問題が発覚した‥」という人もいます。

妊娠初期は不安なことも多いと思いますので、からだに異変を感じたら些細なことでも病院へ連絡してみましょう。病院の看護師や医師も妊娠中は不安が多いということは十分承知しています。

恥ずかしいことはありません。自己判断せず、安心を得るつもりで病院の指示を仰ぎましょう。

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