これからママになる妊婦さんであれば、お腹の赤ちゃんのために悪影響のものはなるべく避けたいと考えることでしょう。電磁波も妊婦であれば避けるべきだという話を聞いたことがあるかと思います。ですが、実は絶対に危険だという実証はなく、それでいて危険はないと言い切れるものではないのです。


妊娠したら気を付けること

妊娠中の身体に電磁波は危険?

パソコンや携帯電話をはじめ、私たちの生活の中には電磁波を放つ家電が溢れています。普段はほとんどの人が電磁波のことなどあまり気にしていないと思いますが、妊娠したとなれば話は別ですよね。

「電磁波は妊娠中の女性が浴びるとお腹の赤ちゃんに影響する」と聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

本当に電磁波がお腹の赤ちゃんに影響するとなると妊婦さんは対策を取らなければなりませんよね。

今回はそんな電磁波についてお話します。

妊婦は電磁波を浴びてはいけない?

問題視されている電磁波とは

Scooter Girl
Scooter Girl / FaceMePLS

そもそも今回問題となっている電磁波とは何かご存じですか?電磁波とは、電気の波と磁気の波がお互いに影響し合って出す波を電磁波といいます。

電気の発生は磁気と密接な関係にあるので、家で使用している家電製品の周りには必ず電磁波が存在していることになります。

この電磁波が、十年ほど前から「ガン発生に影響している」「健康に害を及ぼす」「妊婦のおなかの中の胎児に影響を及ぼす」といわれるようになりました。

しかし、実際はWHO(世界保健機構)をはじめ各国の研究機関では、電磁波がガン発生に関係しているかどうか証明できていない状態です。

つまり、電磁波は健康に害を及ぼす可能性があるが、はっきりと証明できているわけではないということになります。

お腹の赤ちゃんへの影響

Herengracht Amsterdam
Herengracht Amsterdam / FaceMePLS

「妊婦のおなかの中の胎児に影響を及ぼす」といわれている電磁波ですが、具体的には低周波のものは小児がんや小児白血病を、マイクロ波のものは先天性異常や流産、早産などを引き起こす可能性があるといわれています。

・低周波

高圧送電線から発生している周波数の低い電波

・マイクロ波

電子レンジや携帯電話から発生している周波数の高い電波

本当に因果関係があるのかどうかについては、まだ世界各国の研究機関においても答えを出せていない状態です。

しかし、強い電磁波を浴び続けると流産や子どもの先天性異常を引き起こす可能性が高くなると発表している研究機関もあります。

その結果によると、強い電磁波を浴びていた胎児が流産してしまう危険性は通常の2倍、特に妊娠初期の流産を引き起こす確率は6倍にまで上がるといわれています。

強い電磁波を出している電化製品

Microwave
Microwave / M0les

強い電磁波を浴びると流産などの可能性が上がると先述しましたが、何が強い電磁波を放っているのかわからないと思うので、具体例を挙げてみましょう。

<強い電磁波の家電>

  • テレビ
  • 電子レンジ
  • IH調理器
  • 携帯電話
  • ノートパソコン(ACアダプタ使用時)
  • 液晶モニター
  • ドライヤー
  • 電気コタツ
  • 電気毛布
  • ホットカーペット

なお、ここでいう電磁波の「強さ」とは、電磁波そのものの強さだけでなく電磁波を発するものからの距離も関係してきます。

たとえば、電磁波そのものの強さではIH調理器具が圧倒的に強い電磁波を放っていますが、IH調理器具より弱い電磁波といえど身近にある携帯電話の方が「電磁波が身体に与える影響は強い」といえます。

携帯電話やパソコンを主に使う仕事は危険?

Business Photo Shoot
Business Photo Shoot / Randy Kashka

パソコンや携帯電話が強い電磁波を放っていることがわかっているので、仕事柄毎日のように携帯電話やパソコンを使っているという妊婦さんは危険ということになりますよね。

職場で妊婦さんには電磁波から胎児をカバーするような制服を用意している会社もあるようです。

ですが、実際に一日中パソコンに向かっている職業だった人が妊娠して「流産してしまった」「生まれてきた赤ちゃんが不健康だった」という話はあまり聞きません。

電磁波が妊娠中に与える影響については、まだ詳しくわかっていないようですが、必ずしも悪影響を与えるとは限らないようです。

ただ、長時間パソコンを使う場合や長時間同じ姿勢でいるような仕事をしている場合は、電磁波よりも同じ姿勢でいることでの血行不良や空調による冷えなどにより妊娠に悪影響を及ぼす可能性があります。

体が冷えないようにひざかけを使用したり、トイレ休憩の際に体を動かすようにしたりと工夫するようにしましょう。

念のために電磁波対策を

TV
TV / Aine D

家電のある生活が当たり前になっているこの世の中、電磁波が強いからといって使わずに過ごせる家電ばかりではないと思います。

ですが、使用頻度を減したり、使用する際の距離に気を付けるなどして、電磁波に気を付けましょう。

結局のところ実際に悪影響があるかどうかは証明されていませんが、悪影響を与える可能性があるとされているので、妊娠中であれば赤ちゃんのためにも電磁波を気にした生活を送ってほしいと思います。

最後に強い電磁波の対策として具体例を挙げますので、日々の生活に役立ててください。

<具体例:強い電磁波への対策>

  • テレビは離れて見る
  • 携帯電話は身につけなくていい時はからだから話しておき、身につける際はなるべくお腹から離す
  • 電子レンジやIH調理器具を使用する際はなるべく近くに寄らない
  • ホットカーペットには直接座らないようにし、電気毛布は使用しない

電磁波は悪影響を与える可能性がある

お腹の赤ちゃんのためにもできる限り気をつけましょう

「妊娠中に電磁波を浴びるとお腹の赤ちゃんに影響を与える」という噂の真実は、「電磁波はお腹の赤ちゃんに影響を与える可能性があるが、それを証明できるものはまだ存在しない」ということで、結局のところグレーゾーンです。

ですが、やはり影響を与える可能性を否定できるわけではないので、電磁波に当たっても大丈夫だと過信せずにママとしてできる限りの対策を取るようにしましょう。

赤ちゃんが生まれてきて問題があった時、「あの時こうしてれば‥」と思っても遅いので、気づいた時に家電から離れる程度でもいいので、電磁波の存在を覚えていてほしいと思います。

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