妊娠するとどうしても情緒不安定になるものです。なぜ情緒不安定になるのか、情緒不安定になったときの対処法を紹介していきます。また、お腹の中の赤ちゃんに母親の不安がどのくらい伝わっているかなど情緒不安定からくる影響を考察します。


リフレッシュこそ情緒不安定から抜け出す最初の一歩

元気な心で赤ちゃんを育む

なぜ妊娠すると情緒不安定になりやすいのか。それはホルモンバランスの乱れが原因です。きっかけは人によって様々ですが、「不安要素」を抱えている人ほど情緒不安定になりやすい傾向があります。

母親が感じている不安はすべて赤ちゃんにも伝わっており、その影響力は多大です。

そういうときこそまずは心を落ち着かせることからはじめましょう。体と心をリフレッシュさせることは情緒不安定から抜け出す一歩なのです。

徹底解明!情緒不安定が与えている影響

どうして情緒不安定になるの?

Women at Thingvellir, Iceland
Women at Thingvellir, Iceland / Swedish National Heritage Board

妊娠するとホルモンの分泌量が増えるのでホルモンバランスが安定しません。従って、気分の変動がでてしまいます。普段は気にしないことでも妊娠中は過剰に反応してしまいがちです。

その他にも下記の不安要素からストレスを感じやすくなります。

・体型の変化

赤ちゃんが順調に育つのと裏腹に、お腹も当然でてきます。人によっては妊娠線がでてしまう人もいます。どんどん体型が変わっていく自分を見て不安に感じないわけがありません。

・出産への恐怖

出産への恐怖は誰もが感じる感情です。どのくらい痛いのか、痛みに耐えられるのか、考えただけで震えがでてくることでしょう。恐怖という感情は多大なストレスを与えてしまいます。

・育児への不安

自分が母親としてやっていけるのだろうか。きちんとこの子を育てることが出来るのだろうか。そんな不安から情緒不安定になりやすくなります。

・将来に対する不安

育児とはお金がかかるものです。一般的に子供が成人するまでにかかる費用は約3000万と言われています。

子供のためにマイホームの購入を考えている家庭も多いでしょう。経済的不安の悩みを抱えている人は大勢います。

・体調の変化

初期の頃のつわりや、後期のお腹の張りなど妊娠中は体調からくるトラブルが多いです。「苦しい」「辛い」という気持ちは鬱に繋がりやすいです。

情緒不安定はいつまで続くの?

Woman and sunset
Woman and sunset / Aztlek

実は、情緒不安定は具体的に「いつまで」に終わるかは明確ではありません。なぜなら人によって不安に思っている要素が違うからです。

例えばつわりにより情緒不安になった人はつわりが終わればその不安から解放されます。また、出産への恐怖を感じていた人も、出産を終えてしまえば解決することが多いのです。

つまり、情緒不安定は「問題が解決」もしくは「不安要素を上回る幸福」を感じたら治るものなのです。

情緒不安定は赤ちゃんに伝わる?

Baby
Baby / M&R Glasgow

一時的なストレスなどは赤ちゃんへの影響はほぼないと言っていいでしょう。

ただし、長い期間を通してストレスを感じている人は要注意です。実は母親が感じているストレスは赤ちゃんに伝わっているのです。

具体的にどのような影響を与えるかを解説していきます。

1.発育速度が遅くなる

ストレスが蓄積していくと血管が収縮していきます。そうなることで血流が悪くなり結果的に赤ちゃんへの栄養がいきにくくなるのです。赤ちゃんは胎盤を通してお母さんから直接栄養をもらっています。その栄養が赤ちゃんの発育になるのです。

しかし栄養が届きにくくなると赤ちゃんの発育が思うように増えません。低体重で生まれるリスクがとても高くなってしまうのです。

2.情緒面の発達の遅れ

母親のストレスを長い期間受けていた赤ちゃんは情緒面の発達の遅れが見られる傾向があります。発達障害の1つでもある自閉症スペクトラムの危険性もあるため、その影響力は多大です。

3.早産の危険

ストレスはお腹の張りを強めてしまいます。お腹が張ることで子宮収縮を起こし、予定日より前にも関わらず体は出産体制に入ってしまいます。結果、早産を引き起こしてしまうのです。

これで解決!情緒不安を取り除く6つの対処法

Maternal care, Hargeisa, Somalia 2007. Photo: Sarah Bones, CARE
Maternal care, Hargeisa, Somalia 2007. Photo: Sarah Bones, CARE / DFAT photo library

情緒不安から赤ちゃんに影響を及ぼしたり、早産の危険性を招く恐れがあることをお伝えしてきましたが、では情緒不安定になったとき、どうしたら取り除けるのかその対処法を紹介していきたいと思います。

1.言葉にする

おすすめは日記ですが、紙とペンを用意するだけで十分です。とにかく一度、妊娠や出社のことで不安に思っていることを全部文字にして書いてみましょう。

カウンセリングでも用いられている方法ですが、実際思っていることを言葉にすると、自分の中の表現できない感情が不思議と見えてきます。

そうすることで自分の感情を見つめ直すことができ、心が落ち着きます。

2.リフレッシュをする

妊娠中で情緒不安定に陥っているときは、集中力が持続しにくくなります。たとえば大好きな映画ですら1時間ともたずに飽きてしまったり、本を読んでいても内容がついていけず集中できません。

そんなときこそ、おすすめしたいのが「音楽」です。クラシックやヒーリング音楽などゆったりできる曲を選びましょう。

もし外にでることが可能であれば散歩もおすすめです。外の空気を吸うことで体がリフレッシュできます。

3.深呼吸する

妊娠中に情緒不安定に陥っているときは自分で思っているよりも冷静さを失っています。そういうときこそ深呼吸をしてまずは心を落ち着かせましょう。

特にヨガは体のリラックス効果も兼ねているので良い気分転換になります。妊婦さんを中心としたマタニティーヨガの教室がお近くにあれば参加してみるのもいいでしょう。

4.悩みを打ち明ける

自分が心を許している人(旦那さんや実の両親、気の許した友人など)に思い切って今抱えている不安を打ち明けるのも手です。特に自分より先に出産経験がある人は理解してくれる可能性が高いです。

案外、口にすることでスッキリする場合もありますのでこの機会に思い切って妊娠の悩みを打ち明けてみませんか。

5.熱中するものを見つける

自分の趣味を極めたり、新しく何かを探したりなど、熱中するものを見つけて没頭することが情緒不安定からの抜け道になります。

疲れない範囲で新しく習い事をはじめるのも手です。意外かもしれませんが、妊娠中に資格取得に励む妊婦さんも多いのです。

6.誉める

妊娠していると情緒不安定になるものだ。といっそのこと割り切るのも手です。どんな妊婦さんでも不安をかかえていない人などいません。

情緒不安定になったからといって、自分を責めることだけは決してしてはなりません。人間をお腹の中で育てているんです。こんな偉業に勝るものなどあるでしょうか。

「今日はこんなことをした。毎日頑張っていて自分はえらい!」「今日は何もできなかった。でも赤ちゃんは今日も無事育っている。すごい!」など1日に最低1つは自分を誉めてみましょう。

もう大丈夫。妊娠のせいで情緒不安定とは言わせない

身も心もスッキリ。穏やかな心で赤ちゃんも元気

妊娠中の情緒不安定の原因、そこからくる影響や、対処法をお伝えしてきました。妊娠中はホルモンの影響から情緒不安定になりやすいです。

そんなときこそまずは深呼吸して冷静さを取り戻した後、具体的に何に対して不安要素を抱えているのか「言葉」にして書き出すもしくは相談しましょう。決して1人で悩んではいけません。

体をリフレッシュさせることが心を落ち着かせる改善方法です。身も心もすっきりして元気な赤ちゃんを育てましょう!

この記事は参考になりましたか?

を押すとランキングに反映されます
9+

※会員登録やログインは不要です